無人仕様
作業能率の向上や、軽労化を可能にする自動運転機能。人員の確保、農業技術の継承といった担い手が抱える経営課題の解決を実現します。
トラクタの操作を自動で行うため、ほ場の仕上がり確認に集中でき、作業精度が向上します。初心者の方でも簡単に操作できるので人手不足の解消につながります。
作業に必要な情報を入力するだけで、ほ場形状に合わせた最も効果的な作業ルートを自動で生成。無駄(過度の重複・残耕)が少なく、初心者の方でも効率的に作業が行えます。
枕地幅を考慮した作業開始位置までスイッチひとつで自動的に移動する機能を搭載しています。
自動運転の開始(再開)や停止を遠隔で行える外部操作リモコン、自動運転の状況確認や設定変更(エンジン回転数、耕深調整等)が行えるタブレットを標準装備しています。
自動運転適応作業機を拡充し、様々な作業で自動運転が可能です。
●耕うん・代かき・粗耕起・肥料散布・播種の5種類
●各作業に対して作業設定画面を採用
●作業機のサイズを任意で設定変更が可能。
限定なし(作業幅のインプルメントで自動運転が可能)
作業 | 耕うん | 代かき | 粗耕起 | 肥料散布 | 播種 |
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作業幅 | 作業車速 | ||||
220~340cm[5cm毎で変更可] | 副変速 L(低速):0.4~6.0km/h 副変速 M(中速):0.4~10km/h |
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345~665cm[5cm毎で変更可] | |||||
220~450cm[5cm毎で変更可] | |||||
5~12m[0.5m毎で変更可] | |||||
220~340cm[5cm毎で変更可] |
●スマートフォンで閲覧されている場合は、表を横にスワイプしてご覧いただけます。
直進時でのハンドル操作が不要なオートステア(自動操舵)機能を装備。肥料散布や播種作業などで高精度な直進作業が行えます。
※ハンドル操作以外の操作が必要ですので、オートステアリング使用時、オペレータはトラクタに搭乗頂く必要があります。
●直進時のハンドル操作が不要な自動操舵機能。
●始点Aと終点Bを設定すれば、AーBライン(基準線)に対して平行に高精度な直進作業を行うことができる。
●後進中の自動操舵機能。
●オートステア機能使用時、旋回後の開始点において、車両の姿勢を作業ライン上に簡単に合わせることができる。
●ほ場中央部の自動運転作業後に残った枕地周り作業を自動操舵で行うことができる機能。
●ほ場外周に沿ってラインが表示され、そのラインに沿って自動操舵を行う。曲線の自動操舵も可能。
●また、自動運転機能を使用せず、ほ場内でのすべての作業をルートオートステア機能で行うことができる。
●各オートステアにおいて、ラインへの進入と追従性に対する感度調整を行うことができる機能。
●作業内容に応じて設定変更が可能。
無段変速トランスミッション[KVT]搭載により、きめ細やかな車速制御が可能。
●自動運転車速を0.4~10km/hの範囲で設定可能。より適切な車速で作業ができます。
●無段変速制御により、乗り心地が向上。長く乗車していても快適に作業できます。
●すべての作業において、間接旋回設定が可能。旋回時の前後進の切返し回数・作業時間が減少し、作業効率が上がります。
障害物を検知するレーザー、ソナーを装備しており、障害物等に近づくと、自動運転を停止します。
また、機体がマッピングしたほ場からはみ出したり、作業経路から外れても自動運転を停止するので、安心して作業が行えます。
※各種センサにとって不利な条件下(草丈の長い雑草や2番穂の多いほ場等)での自動運転停止軽減の為、「安全センサ無効モード」も選択頂けます。(但し、オペレーターがトラクタに搭乗頂く必要があります。また、リモコンやタブレットでの操作は出来ません。)
ホイール仕様を2型式、パワクロ仕様を1型式の合計3型式を採用しています。
分類 | ホイール(主に水田向け) | ホイール(主に畑作向け) | パワクロ(水田・畑作向け) |
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採用型式 | 前輪 | 後輪(クローラ幅) | |
MR1000AHQMAXWUL1-A | 11.2-24 | 13.6-38H | |
MR1000AHQMAXWUR2-A | 11.2R-24 | 420/85R34 | |
MR1000AHQMAXWUPC3-A | 360/70R20 | 450mm |
●スマートフォンで閲覧されている場合は、表を横にスワイプしてご覧いただけます。
●無人仕様は「農水省 農業機械の安全性確保の自動化レベル2」に該当し、農林水産省および日本農業機械工業会が策定した各ガイドライン(※)の対象となります。
●安全性確保の為、各ガイドラインに基づき、自動化レベル2に準じた教育・運用体系を導入しております。
●無人仕様を使用する方は、使用者訓練を受講・修了頂く必要があります。なお、使用者訓練の内容は、学科と実技があります。
※受講者には修了証が発行されます。
●無人での作業時は、必ず目視での監視を行ってください。また、危険を感じた場合は直ちに自動走行を停止させてください。
●監視が困難な気象環境(豪雨・積雪・降雪・濃霧)時は自動走行させないでください。
●傾斜地、強湿田では使用しないでください。
●GNSS信号が安定的に受信できる環境で使用してください。
(全般)
●農業機械の自動走行に関する安全性確保ガイドライン
(使用者の訓練等に関するもの)
●ロボット農機の安全性確保のための指導者養成並びに使用者訓練ガイドライン
●衛星測位システムを利用したロボット農機の訓練カリキュラムの具体的内容
●ロボット農機の使用者訓練の記録・管理に関するガイドライン
●ロボット農機の安全性確保のための警告看板等の作成・設置に関するガイドライン
●ロボット農機の視覚的装置及び聴覚的装置のガイドライン