システム・機器の特長
既設バルブに設置できます
用水の水源は、ため池や河川など様々。用水に異物が多い地域では、詰まりにくく、メンテナンスが容易なバルブを選定しています。
これら既設のバルブに設置できることは、WATARASの設計時から大切にしてきた特長のひとつです。
WATARASの電動アクチュエータはアタッチメントにより、様々なバルブに設置することができます。

給水側アタッチメント
①アタッチメント不要

クボタケミックス製「Gバルブ」
マサル工業製「フィールドバルブ」
②六角支柱タイプのアタッチメントが必要

旭有機材製「アングルバルブ」、 「アルファルファバルブ」、マサル工業製「MHフィールドバルブ」等
③台座タイプのアタッチメントが必要

日邦バルブ製「HKバルブ」
旭有機材製「アルファルファバルブ125」等
リトライ機能で用水ロスを軽減できます

電動アクチュエータを設置したバルブ等に(枯れ葉やゴミなど)異物が挟まり トルクや開度の異常を検知すると、バルブの開閉を数回繰り返し、異物の排除 動作を行います。
異常の場合、ほ場詳細画面にアラートが表示されます。

ここがポイント!
リトライ機能がないと、バルブが開いたまま水は流れ続ける状態となり、設定した水位以上に給水してしまいます。また、この機能によって、大切な用水の無駄を減らすことができます。
注意点給水栓のごみ処理対策は引き続き必要
WATARASのアクチュエータは、あくまで給水栓を自動で開閉する装置 です。異物の排出を促すリトライ機能はありますが、給水栓にごみが溜まらないようにするための機能はありません。リトライしても異物の除去ができない場合はエラーが通知され、人為的に異物の取り除き対応をしていただくことが必要です。また、異物によるエラーを減らすためには日々の清掃が引き続き必要となります。
※手動の開閉時に異物の噛みこみが多いほ場(バルブ)は、WATARASを設置してもエラーが頻繁に起こる可能性がありますのでご注意ください。
ほ場に電源の設置が不要です
電動アクチュエータは、太陽光発電と内蔵バッテリのみで稼動するため、電源が必要ありません。
水位水温計は、電動アクチュエータから電気が供給されます。
※中継機はAC100V電源が必要です(別売のソーラーパネルユニットを搭載すれば不要です)。
