既設バルブに設置できます
WATARASの電動アクチュエータは、複数社の既設バルブ※に設置できます。
※バルブによりアタッチメントが必要です。また、構造上、設置できないバルブがございます。
様々なバルブに対応
用水の水源は、ため池や河川など様々。用水に異物が多い地域では、詰まりにくく、メンテナンスが容易なバルブを選定しています。
これら既設のバルブに設置できることは、WATARASの設計時から大切にしてきた特長のひとつです。
給水側、排水側に設置可能
■給水側設置事例
■排水側設置例
電動アクチュエータを排水側にも設置することで排水制御が可能となります。
※給水側のみ設置することも可能です。
ランニングコストを考えた通信方式です
WATARASでは、電動アクチュエータと通信中継機の間に特定小電力無線LoRa (無料)を利用、最大80台の通信をまとめることで、クラウドサーバへのLTE(有料)通信費用を抑えています。
設置台数が多いほどお得!
通信中継機1台あたり年間システム使用料(サーバ利用・維持管理費、LTE通信料を含む)
電動アクチュエータ 1~40台接続:3万円 |
(…40台接続時、1台あたり750円/年、税抜) |
電動アクチュエータ41~80台接続:4.2万円 |
(…80台接続時、1台あたり525円/年、税抜) |
水位を数値で管理できます
WATARASでは、水位を-5cm~25cmの範囲、0.1cm単位で計測し、サーバに送信しています。
保存データは、スマートフォンやパソコンで履歴情報として確認することができます。
スマホやPCで水位設定
WATARASの自動水位制御(一定湛水)では、給水バルブ等の開閉を、設定した水位と水位水温計の計測値で行います。水位を設定する際には、スマホやPCで数値を入力して行います。水位を設定するために、ほ場に行く必要はありません。
複数品種の管理に適応
近年、直播栽培や複数品種の栽培による作期分散などにより、水管理が複雑化しています。WATARASの「スケジュール運転」制御では、品種毎など複数の制御スケジュールを作成、保存できるため、ほ場、品種が複数ある場合でも、間違うことなく水管理の自動運転をすることができます。
リトライ機能で用水ロスを軽減できます
電動アクチュエータを設置したバルブ等に(枯れ葉やゴミなど)異物が挟まり
トルクや開度の異常を検知すると、バルブの開閉を数回繰り返し、異物の排除
動作を行います。
異常の場合、ほ場詳細画面にアラートが表示されます。
ここがポイント!
リトライ機能がないと、バルブが開いたまま水は流れ続ける状態となり、設定した水位以上に給水してしまいます。また、この機能によって、大切な用水の無駄を減らすことができます。
注意点給水栓のごみ処理対策は引き続き必要
WATARASのアクチュエータは、あくまで給水栓を自動で開閉する装置
です。異物の排出を促すリトライ機能はありますが、給水栓にごみが溜まらないようにするための機能はありません。リトライしても異物の除去ができない場合はエラーが通知され、人為的に異物の取り除き対応をしていただくことが必要です。また、異物によるエラーを減らすためには日々の清掃が引き続き必要となります。
※手動の開閉時に異物の噛みこみが多いほ場(バルブ)は、WATARASを設置してもエラーが頻繁に起こる可能性がありますのでご注意ください。
ほ場に電源の設置が不要です
電動アクチュエータは、太陽光発電と内蔵バッテリのみで稼動するため、電源が必要ありません。
水位水温計は、電動アクチュエータから電気が供給されます。
※中継機はAC100V電源が必要です(別売のソーラーパネルユニットを搭載すれば不要です)。