「匠刈り」で刈取も旋回も。
無人仕様でさらに進化した「匠刈り」
ほ場最外周は手動運転。2周目からは無人自動運転。
手動運転で周囲刈りを1周行った後、2周目以降はリモコン操作で無人自動運転による収穫作業を開始。倒伏、詰まりの対応やこく粒排出位置への移動も自動で行います。


作業手順
Step1周囲刈り(手動運転)

コンバイン作業前に、ミリ波レーダ、カメラ、リモコンのセンサチェックを実施。外周1周目は手動運転で周囲刈りを行い、ほ場マップを作成します。その際、レーザセンサにより自動であぜ高さの検知も行われます。
Step2自動運転開始(無人自動運転)

自動運転開始位置にコンバインを移動し、コンバインから降車。リモコン操作で自動運転を開始します。
Step3隅刈り(無人自動運転)

※写真はアグリロボコンバイン(無人仕様)DRH1200A-Aの手動運転モードでの収穫作業です。
外周2周目からは無人自動運転。旋回スペースを確保するため自動で「隅刈り」を行います。その際、あぜを越境して、最小限の動きで旋回することも可能※です。
※あぜを越境しての隅刈りは無人仕様で「あぜ検知機能」を有効にした場合のみ有効です。
Step4回り刈り・往復刈り(無人自動運転)

外周3周目以降はターミナルモニタで設定した旋回パターン(回り刈り-αターン・往復刈り-Uターン)で無人自動運転を行います。中割りも自動で行い、最も効率の良いルート、旋回パターンで刈取り作業を進めて行きます。
Step5モミ排出(無人自動運転)

グレンタンクが満杯近くになると(またはリモコンの排出移動スイッチが押されると)、あらかじめ設定した排出ポイントまで自動で移動します。排出作業は無線アンローダリモコンを使用して行います。
有人仕様はコンバインに搭乗して「匠刈り」
刈取り作業の多くを自動運転。オペレータは運転席から監視。
RTK-GNSSと精密な補正情報を利用して、刈取りも旋回も自動運転に。搭乗するオペレータの誰もが熟練者並みの収穫作業を行うことができます。


有人自動運転中は下記の操作が自動で行われます。
⚫︎ 刈取・脱こくクラッチ入・切
⚫︎ 刈始め、刈終わりの刈取部「上昇」・「下降」
⚫︎ 刈始め、刈終わりのリール「上昇」・「下降」
⚫︎ 旋回(αターン、Uターン)
⚫︎ エンジン回転数「作業回転」・「アイドリング」
⚫︎ 排出ポイントへの移動
※有人自動運転中でも作物の刈取状況に応じて、刈取作業中の刈高さやリール調整、車速、各種自動制御の設定変更などを手動操作で行えます。
※無人仕様の有人自動運転モードでの作業も、上記と同様の作業となります。
作業手順
Step1周囲刈り(手動運転)

外周1周目は手動運転で周囲刈りを行い、ほ場のマップを作成します。
Step2自動運転開始(有人自動運転)

自動運転開始位置にコンバインを移動。主変速レバー、刈取・脱こくクラッチ、運転席ドア、シートベルトを確認。ターミナルモニタの自動モードスイッチが「自動」になっていることを確認し、自動運転開始スイッチを長押しします。その後、主変速レバーを前進に操作して自動運転を開始します。
Step3隅刈り(有人自動運転)

外周2周目からは有人自動運転。旋回スペースを確保するため、自動で「隅刈り」を行います。オペレータは、刈取状況、ほ場の安全状況を運転席から目視で確認します。
Step4回り刈り・往復刈り(有人自動運転)

外周3周目以降はターミナルモニタで設定した旋回パターン(回り刈り-αターン・往復刈り-Uターン)で自動運転を行います。中割りも自動で行い、最も効率の良いルート、旋回パターンで刈取り作業を進めて行きます。
Step5モミ排出(有人自動運転)

グレンタンクが満杯近くになると(またはターミナルモニタの排出移動スイッチが押されると)、あらかじめ設定した排出ポイントまで自動で移動します。排出作業はアンローダリモコン(有線)を使用して行います。