外部データを用いた日誌作成(ガイダンス連携)機能を追加し、乾燥調製システムをリニューアルしました
外部データから日誌作成機能を追加しました
外部データから日誌作成機能は、GPSガイダンスシステムで記録したタスクデータ(作業データ)を活用して、作業日誌を一括で作成できます。
point.1
ガイダンス及びターミナルごとのUSBに保存したタスクデータをKSASに読み込むと、日誌の下書きが作成されます。手作業で日誌を作成するより効率的に日誌の作成ができ、事務作業が省力化されます。

※ 一度に大量のデータをUSBへ出力した場合、読み込み時にエラーが発生する可能性があります。そのため、定期的 (1日~ 3カ月おき)にデータを出力することを推奨します。また、ビコンジャパン製品であるIsoMatch Tellusについては、一度データを出力すると本体からデータが削除されますのでご注意ください。
【対応製品・FW一覧表】
※2025年1月時点
point.2
日誌の下書きを元に日誌を作成する際、日誌の各項目(作業項目/機械/インプルメント/農薬・肥料)にKSASの台帳に登録された項目を紐づけできます。一度紐づけした項目は2回目以降自動的に反映されるので、2回目以降データを読み込む際は設定が不要です。
point.3
本機能で作成した日誌は、作業軌跡が記録されます。軌跡を確認したい場合は作成した日誌を選択し、詳細タブの「軌跡再生」から確認することができます。KSAS対応機でなくても作業軌跡の記録が残せます。

【注意事項】
● GPSから取得した位置情報とKSASで使用されるGoogleMapの地図は、数メートルずれる可能性がございますので、ご了承ください。
● GPSの電波状況によっては、実際の作業位置とGPSで取得した位置情報がずれる可能性がございますので、ご了承ください。
● 圃場外の作業については、圃場を特定できないため、「作成不可」の下書きが作成されます。
● 3分未満の作業については、日誌の下書きは作成されません。
● 30分以上作業がない場合は、同じ圃場作業でも別の日誌として記録されます。
● 作付変更により圃場区画が変更されたり、圃場区画が重複する場合は適切に圃場が特定されない可能性がありますのでご注意ください。
● IsoMatch Tellus製品について、機械情報が含まれない場合は、自動で機械名が”IsoMatch Tellus”と表示されます。
● 農薬・肥料の合計使用量は、作業を行った圃場の面積で按分されます。
● 作成した日誌の作業時間を変更すると、軌跡再生ができなくなりますのでご注意ください。
[外部データから日誌作成]を利用するには、KSAS Marketplaceから[外部データから日誌作成]を追加してください。[指示・日誌]の中に機能が追加されます。
乾燥調製システムをリニューアルしました
乾燥調製システムの「乾燥モニタ」をリニューアルしました。今までより使いやすいデザインに改善しました。

point.1
通常モードと簡易モードのデザインを変更しました。よりそれぞれのモードに適したデザインになることで操作性が向上します。
point.2
よりご利用しやすくなるために下記の点を改善しました。
改善点①
新規で乾燥調製システムを利用する場合、デフォルト表示が「簡易モード」になります。通常モードと違い、簡単な操作で乾燥機の状態が確認できます。※
※旧画面で「通常モード」を利用している場合は、デフォルト表示は「通常モード」になります。
改善点②
乾燥機から放冷タンクまでにモミを移す操作をする際、これまで5ステップ必要でしたが、3ステップに短縮できます。荷受担当者の手間が軽減します。※
※旧画面と同じように5ステップの手順にすることも可能です。
改善点③
旧画面では籾摺調製・色彩選別・出荷計量について、一つずつ画面を操作する必要がありましたが、新システムでは籾摺調製以降の工程を一括設定できます。使用機器の記録は残しつつ、操作の手間を削減できます。

改善点④
下記機能を改善しました。
●不明コンテナから荷受詳細を作成可能になりました。
●乾燥モニタで確認できる色彩選別機の情報を追加しました。(設定流量・目標流量・運転時間)
●乾燥調製履歴に「灯油消費量」を追加しました。
機能の詳細は下記のマニュアルをご確認ください。