食味収量コンバインの測定結果で 最適な肥料設計水管理機能も活用

岐阜県 S様

課題

・中山間地で収量が取りにくいため、品質を向上させたい
・800枚の圃場の水管理作業が大変

成果

・食味の結果がわかるので、肥料を使いわけ、さらに品質向上を目指せるようになった
・水口を開けた・閉めたを水管理マップで管理でき、確認の負担が軽減できるようになった

食味向上!KSASの食味結果で肥料を選定

5種類の肥料を使い分け、全ての食味向上を図る。それをジャッジするのはKSAS

中山間地に圃場が多いS様は、そのロケーションから比較的小区画の圃場を約800枚管理。そしてその全ての圃場の食味向上を、施肥設計で図ろうとする。ここでのKSASの貢献は、食味測定結果で次シーズンの肥料を選ぶところにある。

KSAS利用者の話が聞けた 導入のきっかけとなった

すでにKSASを使われている方の多くは、導入の動機に電子マップによる圃場管理を上げられるのではないでしょうか。私もそうでした。もちろんKSAS導入までは紙の地図で管理していましたが田んぼの枚数も多く、しかも毎年植える品種も変わるので記入するのが大変でした。そのうえ請負う田んぼも毎年増えるのでパソコン上で管理できないかと考えていました。そこにKSASの話があり、またすでに使われている方からの話を聞く機会もあり、やってみようと導入に踏み切りました。確かKSASキャラバンという催しに参加した時だったと思います。

食味に反映できる肥料は… KSASコンバインでジャッジ

このあたりは中山間地なので、収量ではなかなか勝負ができないため、味を追求してブランド化で勝負しないと生き残っていけないのかなと思っています。それに向けて品種は5つやっていて、地区によって品種を分けています。ただ地区によっても海抜も違いますし、水も谷の水も川の水もあります。その条件による食味の違いを肥料によって補おうと考えてやっています。少しでも肥料を変えて、どの肥料が一番適切なのか、一番食味に反映できるのかというのを計っています。KSASの食味収量コンバインで。

KSAS食味収量コンバインで刈取り

食味で肥料を使い分け KSASの作付計画で選定

KSASで次年度の作付計画をするときに、例えば去年一番食味が良かったところがなぜ良かったのかということを調べます。肥料も5種類ぐらい使っていますが、良かったところの肥料を他のところでやっても食味が同じぐらい出るのかということを調べる目的で作付計画を立てます。また、収量も最低の収量はやはりとりたいので。1反で5俵とかだとコスト削減にも全然なりませんし、最低でも7俵、7.5俵から8俵はとりたい。その兼ね合いを見て、肥料も選びますし作付けも決めています。食味はある程度評価され、さらに収量も減ることなく、平均反収はとれるような形で肥料の選定をしています。そのためにもKSASは欠かせません。

出水、止水がスマホで確認できる

水管理も見える化 KSASの新しい価値

KSASに新しく出ましたよね、水管理の項目が。これはとても助かっています。800枚を水管理する、ということがどれ程大変なことか。どこを開けたとかどこを閉めたとかがわからなくて…。
 また、水持ちの悪い田んぼもあって、水を張って止めておいたのに次の日に行ってみると無くなっていたりとかします。ですから気に留めておかなければいけません。とにかく水口の開け閉めは気も体も使い大変です。ところがKSASを見れば水口が開いているな、閉まっているなとすぐにわかる。それで今年は200枚くらいをやっています。
 それがKSASで最近一番助かっていることかな。

ヘリ防除の確認もマップで何よりも分かりやすく確か

新規のところで10ヘクタールぐらい去年からヘリ防除をやっているのですが、防除圃場を確認するのにもKSASマップで確認すると分かりやすく確実です。KSASの地図をプリントして防除のオペレータの人といっしょに見ながら、こことこことっていうような話をしていたら、こういうマップをどうやって出すの、という話になって。KSASというやつから出しましたと言うと「これはいいな」ってことになりました。この人とこうしてKSASでやり取りしているうちに自分もKSASをやりたいと言ってこられました。
 最初に圃場登録をしてしまえばあとはパソコンでどこからでも管理できるし、誰とでも見られるということがその人も一番の魅力と感じられたようです。

※取材当時の内容をそのまま掲載しているため、現在のKSASとは異なる点もございます。ご了承ください。

まずはお気軽にKSASサービスデスクへご相談ください

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