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鉄コーティング直播に転換!
効率的な低コスト農業を実践しています

表面播種ならではの出芽率の良さが魅力で
鉄コーティング直播に転換!
効率的な低コスト農業を実践しています

  • 福井県丹生郡越前町 / 農事組合法人みずほ 理事長 清水 則雄さま
  • 水稲18ha 内、鉄コーティング直播7.8ha(コシヒカリ3ha・あきさかり3ha・タンチョウモチ1.8ha) 大麦:9ha、そば:6ha、大豆:3ha 農作業受託:5ha
  • 栽培管理
  • 福井県
  • 農事組合法人みずほ 理事長 清水則雄さま
  • 2016/04/07

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福井県嶺北地方の西端にある越前町で、周辺集落の生産組織と連携を図り、担い手組織として効率的な農業経営を展開する「農事組合法人みずほ」。組合の発足は平成15年。理事長の清水 則雄さま以下、組合員3名と従業員1名で、水稲、大麦、そば、大豆で3年4作のブロックローテーションを行い、早期から水稲直播栽培を積極的に取り入れて、省力・低コスト農業を実践しています。

当初、酸素発生剤コーティング直播に取り組みましたが、発芽率の低さから本格導入を断念。現在、毎年、鉄コーティング直播を約8ha経営に取り入れています。  海からの風がまだ冷たい3月19日、コーティング作業を行う「みずほ」の皆さまを作業所にお訪ねしました。

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出芽ムラを手作業で補うのは重労働
出芽の良さが魅力で鉄コーティング直播を本格導入しました! 

組合のメンバーも年々歳をとり体力もきつくなる。軽労化と、時期をずらして春作業を分散することからも直播に取り組んでみようと考え、平成14年頃、ほ場3枚分、90aほど酸素発生剤コーティング直播を試しました。その結果、出芽にとてもばらつきが出て、ほ場に苗立ちのムラができ、後から苗をかなり手で補植しなければいけなくなりました。これでは全く軽労化にはならない。同じころクボタから送られてきた情報誌「U」に、鉄コーティング直播の情報が載っていたのを見て、「表面播きで出芽率が良い」とあったので、試してみようかと思い18年からやはり90aほど試してみました。こちらの方は、初年度から苗立ちが揃って順調でしたので、23年からは「鉄まきちゃん」と「コーティングマシン」を購入して、水稲栽培面積の半分近い8haで本格的に取組みを始めました。

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作業は簡単。農閑期にコーティング作業ができ、
忙しい春作業の効率アップにつながります

いつでも手の空いた時にコーティング作業ができるというところも大きな魅力ですね。酸素発生剤でコーティングした種子は、1週間以内に播かないといけませんが、鉄コーティング直播の種子は長い間保存でき、極端な話、1年とっておいても問題ない。万一種籾が足りなくなったら、昨年の残りを使うことも出来て安心です。作業自体も簡単で北陸近畿クボタの営業の方に教えて頂き、自分たちで工夫してやってます。

コーティング比率は0.5。1回の作業の所要時間は20分ぐらいで、約10㎏コーティングできます。苗搬送用コンテナの数の都合もあり、それを午前・午後と各4回で約2.4~2.5haのコーティング種子を作ります。わずか4日間ぐらいでその年使用する分は作ってしまうことができますので、苗づくりに比べてとてもラクな上、作業効率の向上が図られます。

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一番の課題は雑草対策
均平作業とあぜ塗りで水管理のしやすい圃場に仕上げています 

ここ数年、鉄コーティング直播に取り組んでみて、一番の課題は雑草対策だと考えています。そこさえ乗り越えれば難しいことは何もない。経費を抑えたいので、除草剤はできる限り播種同時と初・中期一発除草剤の2回に抑えて、初・中期一発剤を散布するときに田んぼの水がもつか、もたないか。そこで雑草を抑えられるか、抑えられないかが勝負です。水管理がしやすいように、毎年、畦畔のあぜ塗作業を行い、さらに圃場の均平作業にも力を入れています。私達は、3年4作のブロックローテーションを行っており、代かきに加えて麦の刈り取り後、そばを播く前にレーザーレベラーをかけているのです。

最近、私達の取組みを見て、周辺では「鉄コーティング直播」に切り替える農家も徐々に増えてきました。今、私達の経営規模は法人では最少規模だと考えており、近い将来、他の組合法人との合併による規模拡大も視野に入れ、圃場や作業管理の効率化を目指して今年はKSASにも入会しました。規模拡大に必須となる作業効率の向上につながる鉄コーティング直播は、今後さらに増やしていきたいと考えています。

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種子の力を発芽に集中させるためのほ場の仕上げ

㈱クボタ アグリソリューション推進部
齋藤 祐幸 技術顧問

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「農事組合法人みずほ」さまは、鉄コーティング直播(以下鉄コ直播)に数年前から取り組まれ、その豊富な経験から、すでに鉄コ直播栽培技術を熟知されています。さらに、お話を伺うと、非常に経営改善意識の高い法人であることがわかります。鉄コ直播には、いくつかの重要な技術ポイントがありますが、まず最初のポイントは「ほ場づくり」です。 みずほさまでは、均平で水持ちの良いコンディションの良いほ場づくりを徹底することで、その他の管理がすべて低コスト・省力化につながっています。

 3年に1度、レーザーレベラーでの均平作業

そのため、水稲―大麦―そば(大豆)の3年のブロックローテーションの大麦収穫後にレーザーレベラーを利用した均平作業を行っています。 省力化を目的に独自の無浸種での鉄コーティングが行われているので、播種した後には、発芽のために吸水させる必要があります。ほ場の仕上げが悪いと均一に湛水できないので、出芽ムラも起こりますし、その後の除草剤の効果も悪くなりますから、ほ場の均平を図ることは大変重要になります。

あぜ塗作業による漏水防止

さらに、あぜ塗作業による漏水防止も重要なポイントです。海に向かって高低差があるほ場が多いこともあり、全ほ場であぜ塗作業を行って、水の横浸透による漏水を防止されています。レーザーレベラーでの均平作業と徹底したあぜ塗り作業とが相まって、容易に適正な水管理ができるような、コンディションの良い圃場づくりが実践されているものと思います

 

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