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新発売される播種同時施薬機「土なかくん」は魅力的ですね!

葉いもち病にはこの時期、特に気を使います。
新発売される播種同時施薬機「土なかくん」は魅力的ですね!

  • 青森市高田 / 飯塚農園 飯塚 仁さま
  • 水稲52ha
    【移植】主食用米:まっしぐら31ha
    つがるロマン3ha 【鉄コーティング直播】主食用米:まっしぐら6ha・飼料用米:みなゆたか12ha 大豆1.3ha・牧草3ha・稲わら収集30ha
  • 栽培管理
  • 青森県
  • 飯塚農園 代表 飯塚仁さま
  • 2015/09/10

8月10~11日に出穂期を迎えた飯塚農園の鉄コーティング直播稲。移植と違い播種時に殺虫殺菌剤を施薬していない直播圃場に、飯塚さんはこの時期、葉いもちの発生に特に気を使っています。今回は、夏場の防除作業を終えた8月19日に実証圃場を訪れ、生育調査を実施。飯塚さんに夏場の管理についてお話を伺いました。

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8月10日頃に出穂期。高温障害もなく順調に生育しています

前回(7月27日)の生育調査で、8月7日頃には穂が出るんじゃないかと言われていたんですが、みなゆたかの圃場は3日、まっしぐらの圃場は6日くらいから穂が見え始め、10日頃には出穂期を迎えました。去年より3~4日早く出穂しましたね。去年の夏も暑かったんですが、今年の夏は一段と暑かったです。しかも雨が降る日数が少なくて、水不足を心配していたんですが、直播の圃場はそれなりに水が確保できたので、その点では生育は大丈夫だと思っています。まっしぐらの圃場は下流で、来た水はすべて自由に使えるのでかけ流していますが、他の圃場は、後ろの圃場の方に迷惑をかけないよう気に配って、水を溜めては流すようにしています。

青森は、8月上旬に開催されるねぶた祭りまではすごく暑いんですが、お盆を過ぎるとずいぶん涼しくなってきます。直播がちょうどいいときに穂が出てたので、高温障害などもなく、いい感じかなと思っています。何となく見た目はみなゆたかの方が粒が大きいような気がしますね。

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夏場の防除作業を省力化できる「土なかくん」は気になりますね!

今年も葉いもちが、ちらほら見え始めたという感じだったんで、7月31日にブラシンフロアブル剤を水に希釈してラジコン動噴で散布しました。これは毎年直播圃場には必ず散布しています。移植の場合は、田植えと同時に、除草剤と肥料、さらにいもちと初期害虫用に殺虫殺菌剤を散布していますので、夏場に葉いもち病の防除は行っていません。葉いもち病は止めないと穂いもち病まで発症して籾にまで害が及んで品質が低下しますからね。特に気をつかっています。また、8月17日には、主食用米のまっしぐらの圃場だけ、カメムシの防除も行いました。薬剤はダントツ剤です。

聞いたところによると、播種と同時に殺虫殺菌剤が散布できる「土なかくん」という施薬機が秋に発売されるらしいですね。防除は葉いもち病が出てから対応するんじゃなくて、予防的に対応したいというのもあるので、それが播種と同時に散布できるんであれば、やっぱり関心はありますね。夏場の防除作業も省力化できますし作業効率も上がると思います。

移植でも殺虫殺菌剤を散布しておけば、いもち病や病害による被害はほとんど出ないんですよ。たとえば田植機で植えられない四隅を手で植え直せば、そこだけ葉いもち病が発症したりするんですよね。それを見て、やっぱり殺虫殺菌剤は効果があるんだなと思っていました。

それに機械での散布は、正確に同じ量が撒けます。どうしても手で散布するとムラも出ますし、多いところ、少ないところ、かからなかったところとか出てくるんですよ。そういう意味でも均一に機械で散布できるというのは魅力的ですね。来年は、ぜひ試してみたいと思います。

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倒伏しない稲をつくるためには、強めの中干しが基本です。

今日の生育調査では、移植の根と直播の根を比較していましたが、実際に比べたこともないので興味深かったですね。直播の根の方がよく伸びていたので驚きました。倒伏させないためにも根を張らすことは大事です。稲って正直で、少し肥料が多いと倒伏するし、育つほどに、だんだん転びやすくなってくるんですよね。穂が垂れて重くなって、雨が続いて風も吹くようになると倒伏しやすくなります。倒伏すると本当に品質が悪くなってしまうので、それならまだ痩せた稲の方がいいと思ったくらいですし。やっぱり倒伏させたくない。けど量も取りたい。そこのジレンマですね。今年は、中干しはきちっと強めにできましたから、根がしっかり育ったと思うので大丈夫と信じています。少し干し過ぎたところもあるんですが。クボタのガイドでも書いてあるように、早め、強めの中干しが基本だと思います。その通りにとりあえずやれば、間違いなくできると思います。

収量はこの辺りでは、まっしぐらは移植で平均10俵くらい。直播だから9俵で満足するのではなく、直播でも量を取っていかないと駄目だと思っています。量だけを求めているわけではないですけど、それが収入に直結してきますので、穂もしっかりと実らせて量を取りながら、倒伏させない直播というのが理想です。今年は移植と同じくらい取れるかなと期待しています。収穫が楽しみですね。

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㈱クボタ アグリソリューション推進部
小須田 清 技術顧問
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(ポイント1)出穂後の水管理

直播栽培の出穂期は移植栽培と比べて7~10日遅くなります。したがって、肥培管理も遅れた分だけ遅くしなければなりません。近年、収穫の機械化・大型化に伴って、落水時期が早くなる傾向があり、遅く出穂する直播栽培はこの影響を強く受け、品質低下を招きやすくなります。水管理には十分注意してください。

登熟中期の水不足は葉色の低下、下位葉の枯れあがり、根の機能減退により登熟が著しく低下し未熟粒等が多発します。また、根や茎の機能低下から倒伏も助長します。

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(ポイント2)根張りの良い稲に育つ点播播種

クボタの点播播種では、表面播種で縦5㎝×横4㎝の範囲内に7~8粒を落とし、種籾は適度にばらけて播種されます。今の時期に直播の稲を見ますときちんと1粒ごとの株のテリトリーがはっきりわかります。これは、それぞれの1粒1粒が自分のテリトリー、生育の範囲を確保して株を形成しているということです。根の張りも競合することなく、伸びやかに生長しています。今回の調査で採取した直播の稲を見ても、根の伸びも良く、広がっていることが見てとれます。この根張りによる生育の良さが、クボタが点播播種にこだわる理由のひとつなのです。

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