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圃場を見ても移植と直播の見分けがつきません。点播直播ならではの稲姿が私は好きですね!

  • 青森市高田 / 飯塚農園 飯塚 仁さま
  • 水稲52ha
    【移植】主食用米:まっしぐら31ha・つがるロマン3ha
    【鉄コーティング直播】主食用米:まっしぐら6ha・飼料用米:みなゆたか12ha 大豆1.3ha・牧草3ha・稲わら収集30ha
  • 栽培管理
  • 青森県
  • 飯塚農園 代表 飯塚仁さま
  • 2015/08/20

例年になく降水量の少ない夏を迎えている中、幼穂形成期を迎えた飯塚農園の鉄コーティング稲。7月27日、生育状況を確認するため実証圃場を訪問すると、3回目の除草剤散布によって、雑草は気にならない程度に抑えられていました。7月中旬には、葉色を見ながら追肥も行った飯塚さん。初めて取り組んだ飼料用米にも、移植と遜色ないその稲姿に手ごたえを感じています。

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7月12日に3回目の除草剤散布を行いました

今年は雑草が例年になく発生したので、まっしぐらの圃場は7月12日に3回目の除草剤散布を行いました。除草剤はクリンチャーバスME液剤です。ラジコン動噴で散布しました。まっしぐらの圃場は、これで全体的に雑草を抑えたように思います。畦際に若干イボクサが残りましたが、イボクサは除草剤が合わないのは分かっているので、来年は初期剤にノミニー液剤を使用しようかなと思っています。

今年の青森は、平年の何分の1という降水量で、雨も降らないで気温も高くて水不足が心配なんですが、自分でもびっくりするくらい生育が良くて、7月上旬から1週間程度、中干ししたんですが、水入れてからかなり生長しているような気がします。勢いがあるのは移植より鉄コの方かなと思うくらいですね。今年の鉄コーティング稲は、特にがんばってくれていますね。

隣が移植の圃場もありますけど、今、どちらが直播でどちらが移植か全然わかりません。何より点播なので、株になって田植えしたような稲姿になっていますからね。最終的には収量だと思うんですが、色々な直播の方法がある中、点播での鉄コーティングは、従来の稲に本当に似ていて、私は好きですね。

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みなゆたかの生育も順調。初めての栽培なので収量が楽しみです

初期除草剤を散布しなかった飼料用米のみなゆたかの実証圃場は、7月15日に2回目の除草剤としてブームスプレーヤでクリンチャーバスME液剤を散布しました。この圃場は今年雑草が本当に少なく助かっています。

実証圃場以外のみなゆたかの圃場では、ブームスプレーヤでクリンチャーバスME液剤を散布した圃場にはワイドアタックSCを使用しました。雑草が多く生えた場所には、同じ除草剤より違う除草剤を散布した方が、効果があると思って敢えて変えてみました。その効果はあったと思います。

みなゆたかを今年大々的に取り組んでいますが、とにかく移植でも作付けしたことがないので、草丈もまっしぐらよりどれくらい長くなるとか、穂がどれくらいつくとか、基本的なことも分からないのが本当のところなんです。でも今のところ生育は順調なので、どれくらい収量が取れるか自分でも楽しみにしています。

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基本は移植と同じ。水で幼穂を守る水管理をしています

今日の生育調査では、実際に茎を開いて幼穂を確認しましたが、私たち農家は、普段はなかなかそこまでして確かめることはないので興味深かったですね。私は、稲を見て、茎が太くなってきたなと、そろそろ穂が出るなという感じで見ています。幼穂が平均3㎝まで育っていましたから、出穂は8月10日前後になりそうですね。去年もお盆くらいには出穂が揃っていましたので、去年もよかったんですが、今年の方が気温も高いので、もう少し早いかなと思います。そういう意味でも生育的には順調なのかなと考えています。

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冷害をもたらすヤマセは青森地区もありますが、十和田方面とはまた違いますからそれほど心配していません。水を入れるということは幼穂を守ることと、生育をよくすることです。冷害より稲に対しての水管理と考えています。掛け流しをしたら本当は一番いいんですが、この地区は水が来ない圃場もけっこうあるので、とにかく水が流れてくれば、圃場に水を入れると。今はその点に気をつけて管理をしています。

実際、圃場が多くて、水を見て回るだけで毎日2時間かかりますから、1枚の圃場に時間をかけられないというのもあるんですが、私は直播だからと特別に変わった水管理をする必要もないと思っているんです。直播も移植も、同じ稲には変わりないというか、そういう感覚で見ていますので、取り分けて違うことは何もしていないし、違うことをしようとも思っていないんですよ。

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追肥は7月中旬に軽くしました。まっしぐらは窒素成分で0.5kgくらい。みなゆたかは1kgくらいしていますけど。まっしぐらは去年より色が濃いかなという気はしています。去年と肥料を変えたことが一因かなと思っているんですけど。去年、まっしぐらが倒伏したところがあったので、初期の生育を取り過ぎたのかなと思って、今年の直播は、初期抑え気味で後半に効くタイプの肥料に変えたんですよ。今見るとまっしぐらにしてはつがるロマン並みの色があるのかなと。少し濃いかなという印象もあるんですが、穂が出てどうなるかですね。窒素成分としては去年とそんなに変わってないので大丈夫だとは思っています。

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㈱クボタ アグリソリューション推進部
小須田 清 技術顧問
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(ポイント1)幼穂の生長と出穂までの日数

7月27日、完全に幼穂の確認できる時期という事で本日を選んで観察をさせていただきました。幼穂の長さは、今、約2.5㎝から3㎝になっていることが確認できました。これは出穂の15日から14日前。約2週間後に出穂の時期だということになります。今日が7月27日ですから8月10日頃に出穂を迎えるということになります。

幼穂は出穂する約1ケ月前から出来ると言われています。26日前では0.1㎝つまり1㎜ですから、ほとんど人には分かりません。分かるのは20日くらい前の2㎜くらいからです。人が肉眼で確認出来たころは20日後に穂が出ますよと、いう目安になります。幼穂の長さが何㎝伸びているかということを実際に確認して、確実に出穂の時期を見当つけていただければと思います。

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(ポイント2)高温障害を防ぐ掛け流し灌漑

8月上旬から中旬にかけて出穂期の気温が最高気温28℃以上になると、白未熟粒などの高温障害が発生しやすくなります。それを回避するためには、掛け流し灌漑で水温を下げることが必要です。

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(ポイント3)冷害には深水管理

幼穂形成期、特に出穂10日前がいちばん低温に弱い時期ですので、平均気温が20℃を下回る、さらに最低気温が17度を下がると予測された時は、しっかりと幼穂を守っていただくために水をたっぷりかけていただくという事が非常に重要です。ちなみに穂が出る1週間前の幼穂の長さというのは18㎝から20㎝あるわけです。15㎝から20㎝の深水管理をお願いしているのは、この幼穂の位置まで水を入れてくださいということです。

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