みどりの食料システム法の認定メリットについて
設備投資の際の所得税・法人税が優遇されます!
青色申告を行う方が認定を受けた計画に従って化学肥料・化学農薬の使用低減に必要となる設備を導入した場合、通常の償却額に次の金額を上乗せして償却できます。(機械など:取得価額×32%、建物など:取得価額×16%)初年度の経費を多く計上できるため、特別償却をしない場合と比べて、手元に多くの資金が残せることとなり、資金繰りの面でメリットがあります。ただし、計画認定前に機械等を取得してしまうと、税制の適用を受けられませんので、計画認定と機械導入のタイミングには注意してください。
税制特例対象機械の例
可変施肥田植機
食味・収量センサ付きコンバイン
特別償却のイメージ
700万円の機械(耐用年数7年)を導入した場合(例)
さまざまな国庫補助金の採択で優遇されます!
計画認定を受けると、国庫補助事業の採択審査のポイントが加算されます。
対象事業
・みどりの食料システム戦略推進交付金
・強い農業づくり総合支援交付金
・畜産経営体生産性向上対策
・農地利用効率化等支援交付金 など
この他、日本政策金融公庫の農業改良資金等の貸付を受けることができます。
合わせてご確認ください
申請についてはお住まいの都道府県庁へ
みどりの食料システム法により、農林漁業者は、環境負荷低減に取り組む5年間の事業計画(環境負荷低減事業活動計画等)を作成し都道府県知事の認定を受けることができます。申請については、まずはお住まいの都道府県庁にご相談ください。
「環境負荷の低減」の取組例
・土づくり、化学肥料・化学農薬の使用低減
・燃油使用低減や水稲中干し期間延長等、温室効果ガスの排出削減
・バイオ炭の農地施用・農業用プラスチックの排出削減 など