未利用資源からの高度肥料成分回収
クボタが開発した「下水処理システムからのリン回収技術」は、下水汚泥溶融システムにより下水汚泥から重金属を分離しつつ、リンをスラグ化して効率良く回収する技術です。輸入依存度が極めて高いリンについて、国内未利用資源を循環利用する技術として注目されています。
本技術は、クボタ製溶融炉で製造した肥効性の高いスラグを肥料会社が肥料原料として買い取り、肥料製造・販売を行うスキームです。2021年7月に熔成汚泥灰複合肥料として肥料登録が完了しました。現在、本格的な肥料販売に向けた準備中です。
作業効率の向上に役立つクボタの製品
下水汚泥溶融システムによるリン酸成分の回収技術と農業利用のイメージ図
(株)クボタ・水環境総合研究ユニットにて公表