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補助者無しのワンオペで超省力稲作を提案 アグリロボ田植機と有人田植機で2台同時鉄コ播種作業を実施!

最新技術実証2022/07/04

新潟県

ソリューションレポート

新潟県新発田市 アグリロボ田植機+鉄コ

〜補助者無しのワンオペで超省力稲作を提案 アグリロボ田植機と有人田植機で2台同時鉄コ播種作業を実施!〜

補助者無しのワンオペで超省力稲作を提案 アグリロボ田植機と有人田植機で2台同時鉄コ播種作業を実施!

新潟県新発田農業普及指導センターが取り組む、令和4年度の全国農業システム化研究会現地実証調査は「無人田植機(アグリロボ)による可変施肥を活用した鉄コーティング直播栽培の省力・安定生産の実証」を課題としています。

アグリロボ田植機と有人田植機による2台同時鉄コ播種作業


 5月12日に実証調査の一環で、実証農家として参画している(農)アドバンファームしばた様のほ場において、補助者無し、1人のオペレータによる無人田植機(アグリロボ田植機NW8SA)と有人田植機(NW8S)を使用した、2台同時の鉄コーティング直播(以下鉄コ直播)の播種作業が行われました。令和3年度より継続で行われているこの実証では、昨年収集したデータを元に可変施肥を行うことでほ場内の生育ムラを無くし、10a当たり収量510kgを目指します。

【令和3年度全国農業システム化研究会現地実証調査のレポートはこちら

お客様の声
アグリロボ田植機を活用した2台同時の鉄コーティングの播種作業は
今後の経営に必要になります

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1人あたり20ha以上の面積を担当していかなければなりません
 少子高齢化のため離農される方が増え、3年間で約19ha経営面積が拡大しました。
 地域の状況を見ると今後も面積は増え続けると考えています。現在私を含めて5名のスタッフが1人あたり約20haを管理していますが、今後は規模拡大に対応して1人あたりの担当面積を増やす体制を作らないといけません。

アグリロボ田植機での同時作業は今後必要になります
 さらなる省力化が求められる中で、昨年から隣接ほ場における無人田植機(NW8SA)と、有人田植機(NW8S)による鉄コの播種作業をワンオペで行うという実証に声をかけてもらい、実証農場として参画しています。
 実証内容を聞いて最初は「現実的じゃ無いかな」と言う印象を受けました。しかしながら実際にオペレータとして携わって、種子や肥料、除草剤を補給するタイミング等、段取りをしっかりと立てておけばできるということがわかりました。
 普通移植だと苗補給が必要なので、補助者無しで田植機に乗りながらもう1台アグリロボを動かすことは大変だと思います。その点、今回は鉄コ直播での作業なので、補給も少なく済みます。元々鉄コの播種作業は1人で行っていたのですが、アグリロボ田植機を活用して2枚のほ場を同時に作業ができるというのは、人手不足が進む中で必要な技術だと感じます。
 また、アグリロボ田植機は、GPSや播種の精度が高く、人間がオペレータをするよりも綺麗で素晴らしい仕上がりになります。今年は昨年のデータを元に、可変施肥を導入して、生育ムラの無い肥料散布を行い、収量を移植栽培並みにしていくことが目標です。

鉄コ直播の技術を確立したので今後面積を拡大する予定です
 鉄コ直播は、規模拡大に対応できる技術として先代の時から導入しています。最初は少ない面積で取組みを行っていたのですが、播種後の水管理(初期除草のため入水した後自然落水等)を指導してもらい、実践したことで、ここ2〜3年で安定的な苗立ち技術を確立、昨年から14haに取組面積を拡大していて、順調に行けば来年以降も増やす予定です。

地域に頼られる担い手として、丁寧で綺麗な管理を続けていきます
 以前100haの規模拡大を目標にしていたのですが、簡単に超えてしまいました。面積が増えるということは地域の方々がここなら安心して預けられると任せてくれているということだと思います。その気持に応えられるような、技術の確立や人材育成、綺麗で丁寧な管理を志し、地域から信頼し続けてもらえる法人経営を進めていきます。

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実証担当者の声
令和4年度は可変施肥を合わせて検証し、安定生産を目指します

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1人で2台同時に作業できることは7割省力化になることが実証されました
 令和3年度の実証調査では、無人田植機(NW8SA)と有人田植機(NW8S)による鉄コの同時播種は、連坦化されている大区画ほ場で行うことで、普通移植と比べると7割の労力削減に繋がることがわかりました。
 しかしながら、農家にとって経営的な収益の部分も重要です。昨年、全体的な成績は良かったのですが、収量が(農)アドバンファームしばた様の目標に達していませんでした。このため、ドローンのリモートセンシングや食味収量センサ付コンバインで昨年収穫したデータを活用して、ほ場の生育ムラを把握し、令和4年度では、播種時に施肥マップを作成し、可変施肥を行って安定生産で10a当たり収量510kgを目指します。

アグリロボ田植機は大規模化する経営体には今後重要な技術
 昨今の農業の状況では、大区画のほ場を有する法人が増えると思います。少子・高齢化の進行とともに、離農者が増加する中で、限られた労働力で省力的に作業を行うには、アグリロボ田植機のような無人田植機の活用は重要視されるようになり、今後普及の見込みがあると考えています。そのためには、今回の実証で得られた知見を関係機関に伝達して、連携を取りながら、地域の中心となる担い手へと技術を波及していきたいです。

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無人田植機(アグリロボ)による可変施肥を活用した鉄コーティング直播栽培の省力・安定生産の実証について

令和4年度は昨年から継続する取組みと、昨年把握された課題に対応し、3つの項目で実証を行います。

 ①無人田植機(アグリロボ)及び有人田植機の同時直播による省力・低コスト化の検証。課題としては、無人機の外周時は、畦畔等障害物などを考慮し有人での作業となるがロボット作業を行う場合、車速制限をするため、作業に時間が少しかかる。この点について、令和4年度の実証では外周時に手動での通常速度で作業を行うこと等により、昨年との作業時間を比較。

 ②令和3年度にKSASリモートセンシング及び食味・収量センサ付コンバインによって把握した生育ムラのデータを基に、無人田植機(アグリロボ)による可変基肥施肥を活用した収量及び品質・食味の安定生産技術体系を実証。

 ③「みどりの食料システム戦略」が掲げる温室効果ガス削減や化学肥料の使用低減に関する調査。

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スマート農業実証プロジェクト 現地レポート!(PDF)のダウンロードはこちら


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