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アグリロボ田植機(無人仕様)+鉄コーティング直播 1人で作業でき労働負荷も軽減。 さらに可変施肥で多収を!

最新技術実証2022/07/22

岩手県

ソリューションレポート

令和4年度全国農業システム化研究会の現地実証調査

〜アグリロボ田植機(無人仕様)+鉄コーティング直播 1人で作業でき労働負荷も軽減。 さらに可変施肥で多収を!〜

アグリロボ田植機(無人仕様)+鉄コーティング直播 1人で作業でき労働負荷も軽減。 さらに可変施肥で多収を!

既に全国各地の法人・担い手のもとで運用が始まっているアグリロボ田植機。自動運転による田植作業の省人化、省力化、能率化の効果は高く、有人仕様、無人仕様ともに高評の声を数多くいただいています。岩手県農業研究センターでは、昨年からアグリロボ田植機(無人仕様)に鉄コーティング用直播機を装着し、無人運転による鉄コーティング直播の実証調査に取り組み、省力化および生育・収量斉一化の効果を検証しています。2022年5月10日(火)、試験ほ場にて現地検討会を開催。2年目となる本年の播種作業では、昨年秋の収穫時に収量コンバインで取得したデータに基づく可変施肥も同時に実施されました。

アグリロボ田植機(無人仕様)+鉄コーティング直播


現地実証について

実証課題
アグリロボ田植機による鉄コーティング湛水直播及び可変施肥技術の実証

実証調査の目的やねらい
アグリロボ田植機(無人仕様)の移植機を播種機に変更して、鉄コーティング直播の播種作業を実証し、作業の省力効果を前年に引き続き検証する。併せて、可変施肥技術を用いた播種同時側条施肥による化学肥料使用量の低減効果を検証し、みどりの食料システム戦略に資する技術として検討する。

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実証担当者の声
アグリロボ田植機(無人仕様)と鉄コーティング直播で
低コスト、省力化を実現して収量アップを目指します

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 昨年も同様にアグリロボ田植機(無人仕様)を使用して鉄コーティングの直播試験を行い、食味・収量コンバインで刈取し、反収677kg/10aを得られましたが、今年はほ場の中で可変施肥をし、より収量を上げようと取り組んでいます。岩手県では、中生の品種「銀河のしずく」の作付けが広く進んでいます。倒伏しにくく、肥料を多くしても収量性が良い、直播適応性も高い品種です。さらなる普及を目指し、低コストで省力化が図れる直播でどれだけの収量が得られるか。そこを目指していきたいと思っています。また、農業者の高齢化が進んでおり、人手不足の問題がありますので、どれだけ省力化が図れるかも見てみたいと思っています。アグリロボ田植機(無人仕様)は非常にスピーディーです。旋回も自動で行うなど作業性が良く、省力化に繋がる印象を持っています。今回実証している技術を検証して、環境に負荷を与えない農業技術としての側面からも検討していければと考えています。

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現地検討会 参加者の声
無人運転+鉄コーティング直播は、
省力化のみならず農作業事故の軽減にもつながる技術だと思いました

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 稲・麦・大豆の生育調査や機械化のスキルアップを目指しています。大学の授業でスマート農業について学ぶ機会はありましたが、スマート農機での実際の作業を見るのははじめてでした。ハンドル操作や可変施肥も無人で行われることにまず驚きました。農業の現場での高齢化を目の当たりにして、田植作業時の体への負担は大きな課題だと思いますので、高精度・高能率な作業が無人でできることは、省力化のみならず農作業事故の軽減にも繋がると思いました。このような取組を学んでいき、現場に広めていきたいと思います。

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現地検討会 参加者の声
人手をかけずに、高能率な直播作業を実現する技術
可変施肥によって生育・収量がどうなるか注目しています

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 播種作業を見て、人手がかからずこれだけ能率よく作業できるのは、率直にすごく良いと思いました。今回の実証で使われている「銀河のしずく」は盛岡管内でも増えている品種ですので、このような技術もあるということを管内で普及していきたいと思います。コンバインと田植機で機械を連動して収量・品質を上げる考え方はすごく良いと思います。スマート農業も大きな流れとしてどんどん進んでいくと思っています。私が見ている中でも4~5年間ですごく変わっているので、地域の実情に合わせて普及していけたら良いと思います。今年の実証調査では、可変施肥によって生育、収量がどう改善するか注目していきたいです。

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クボタの解説
この実証には、可変施肥技術で肥料の無駄を省くという観点から
環境に優しい稲作ができるという面もあります

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 鉄コーティング直播をアグリロボ田植機(無人仕様)で行い、春作業を大幅に省力化するとともに、ほ場の中で局所的に施肥量を変える可変施肥によって地力ムラを解消して収量を上げようというのがこの実証の狙いです。アグリロボ田植機(無人仕様)は、外周以外は無人で走ります。移植では苗つぎの分、作業時間が長くなりますが、鉄コなら苗の補給は不要で、籾の補給も基本1回で済みます。リモコンを操作するオペレータは作業中、手が空くので、肥料や除草剤を準備することが可能です。1人のオペレータで1haのほ場を直播できます。可変施肥技術は無駄な肥料を使わないという観点から環境に優しい稲作ができる面もあります。例えば同じ肥料の量であっても、可変施肥でほ場ムラをなくして増収できると、収穫したお米1kgあたりの施肥コスト、労働力が大きく減ります。2021年は良食味で耐倒伏性に優れる「銀河のしずく」の鉄コーティング直播で全刈取量677㎏を実現できました。多収化により、生産物当たりの資材、肥料の利用効率を上げることは環境負荷の軽減にも貢献できます。

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詳細(PDF)のダウンロードはこちら


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