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だいこんのキスジノミハムシ防除に新提案! 『うね立て同時播種・施薬機』による2剤同時施薬処理

最新技術実証2021/03/01

岩手県

だいこん

ソリューションレポート

野菜(だいこん キスジノミハムシ防除)

〜だいこんのキスジノミハムシ防除に新提案! 『うね立て同時播種・施薬機』による2剤同時施薬処理〜

だいこんのキスジノミハムシ防除に新提案! 『うね立て同時播種・施薬機』による2剤同時施薬処理

近年、幼虫及び飛来成虫がだいこんを食害する、キスジノミハムシの被害が全国的に拡大傾向にあり、広く問題となっています。

だいこんのキスジノミハムシ防除に新提案!
うね立て同時播種・施薬機


【 耳より情報 】

●うね立て・播種と同時に、所定の位置に2剤をピンポイントで施薬することで、効果的なキスジノミハムシ防除が行える

 これに対し、うね立て同時播種・施薬機は、うね立て、播種と同時に、キスジノミハムシの幼虫に対し効果の高い「プリロッソ粒剤(http://www.fmc-japan.com/Agricultural-Solutions/Pryrosso)の地下5㎝付近処理」と、飛来成虫に対し忌避効果の高い「フォース粒剤の播溝処理」を行うもの。この2剤同時施薬作業について、鹿児島県農業開発総合センター大隅支場が機械化に取り組み、約3年をかけて南九州向けのテープシーダー用の装置を作製。その後、全国向けにコート種子用として開発、実用化されたのが同機で、2剤を同時に施薬することで高い防除効果が得られるとともに、うね立て、播種、施薬の同時作業により、省力化も図ることができると期待されています。
 令和元年度、全国農業システム化研究会における、長野県北信農業改良普及センター、長野県農政部農業技術課による実証により、慣行体系(フォース粒剤・ダントツ粒剤の地下1.5~2㎝付近処理)に比べ、出荷可能根率の上昇、被害度の大幅な減少が確認されたことを受け(左図参照)、新たな営農技術提案としてクボタがスピード採用したところ、キスジノミハムシの被害を極小化するために岩手県の㈱アンドファーム様で実演作業を行うことができました。同時期の鹿児島県農業開発センター大隅支場での性能確認ではプリロッソ粒剤、フォース粒剤とも、予定した位置にピンポイントで施薬されていることが現認でき、当該機械作業の精度の高さを実証できました。
 今後クボタでは、全国のキスジノミハムシ対策にお悩みの生産者の皆様に、有効な課題解決提案として普及を図ってまいります。

●使用薬剤詳細:
・プリロッソ粒剤(http://www.greenjapan.co.jp/prirosso_r.htm)
・フォース粒剤(http://www.greenjapan.co.jp/force_r.htm)


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【製品紹介】
うね立て同時播種・施薬機

 うね立て同播種・施薬機 製品の組み合わせ
 ①播種機 TS-8012FR<㈱向井工業>
 ②施薬装置 SVL-2W(G)-P<㈱ジョーニシ>
 ③うね立てアタッチ TLM15-RW<㈱藤木農機製作所>
 ※①、②、③をクボタ純正ロータリに組み付けて使用します。

●うね立て、播種に加え、キスジノミハムシ対策として2剤同時施薬が行えます。

[うね立て播種機]

●播種機TS-8012とうね立てアタッチTLM15-RWのセットです。
●条間30㎝以上の野菜用。けん引播種で1点1粒播きが可能です。
●株間はギヤで8段階で調節でき、ダブルディスクで播種深さが安定します。

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[施薬機(サンソワー)]

●ロール繰出し方式により、高精度の散布が行えます。
●トラクタに乗ったまま、手元スイッチで散布量調節ができます。
●ロータリを上昇すると散布停止、下降すると散布開始できる自動スイッチ付です。
●GPS車速連動仕様(G仕様)もあります。

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【薬剤メーカーのご担当者様のコメント】
だいこん生産者の皆様のお役に立つ、薬剤と機械の組み合わせです。

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 近年、温暖化の影響もあって、キスジノミハムシの発生が増えており、加えて発生する期間も伸びる傾向にあります。特にだいこんが小さい時にキスジノミハムシの食害に遭うと、だいこんが大きくなった時に傷も大きくなり、場合によってはそこから腐ることもあるため、その後の出荷ができなくなってしまう等、非常に大きな問題となっているのが現状です。
 プリロッソ粒剤の特長は、だいこんを内側から守る働きをすることです。これとだいこんを外側から守る既存の剤を併用することで、だいこんの収率、収量の確保が可能になります。プリロッソ粒剤の効果が最大限に発揮されるためには、種子のすぐ下、もしくは種子のごく近いところに施薬する必要があるのですが、今回の実証で種子の真下に散布できることが確認できましたので、高い防除効果が得られると思います。
 今回だいこんから始めさせていただきましたが、今後も機会があれば、クボタとのコラボレーションを進めていきたいと思います。

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