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クボタ ソリューションレポート #47

新潟県新潟市

〜アグリロボコンバインによる稲刈り×アグリロボトラクタによる稲ワラ秋すき込み 同時並行作業による省力・省人化を実証〜

スマート農業実証プロ

アグリロボコンバインによる稲刈り×アグリロボトラクタによる稲ワラ秋すき込み 同時並行作業による省力・省人化を実証

「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」に取り組む新潟市スマート農業複合経営モデル実証コンソーシアムは、去る9月24日、実証農場である株式会社白銀カルチャーの圃場を会場に、アグリロボコンバインDR6130Aによる稲刈り、アグリロボトラクタSL60Aによる稲ワラ秋すき込みの同時作業、及びドローンの自動飛行による農薬散布の実証デモンストレーションを行いました。

【 耳より情報 】

❶ 自動運転アシスト機能を備えたDR6130Aによる稲刈りと、自動運転(無人)のSL60Aによる稲ワラ秋すき込みの同時作業で、ワンオペレータで効率的な作業が行える
❷ DR6130Aの食味・収量センサ+食味・収量メッシュマップの活用で、圃場内のバラツキが把握でき、次シーズンの施肥設計に役立てることができる
❸ドローンの自動飛行による農薬散布で、防除作業の省力化・軽労化を実現

 自動運転アシスト機能を備えたDR6130Aは、最盛期には1日中乗り続けることもあるというオペレータの負担を軽減、長時間作業にも余裕を生み出すとともに、無人自動運転のSL60Aが稲刈りと並行して稲ワラのすき込み作業を行うことで、2つの作業が同時に、ワンオペレータで行え、大きな省力・省人効果をもたらします。さらに、DR6130Aが搭載する食味・収量センサ、食味・収量メッシュマップは、農業経営支援システムKSASとの連動で、圃場の食味・収量を最小5m四方のメッシュ(網目)単位で把握することを可能にし、施肥設計等、翌年の圃場改善に役立つというもの。当日は実演を前に、新潟クボタ、AS新潟による製品、機能についての詳細な説明が行われ、DR6130Aによる一部手放し運転で行う稲刈りのデモ、SL60Aの無人で行う稲ワラ秋すき込み作業に、来場者の熱い視線が注がれました。
 次いで行われたドローンによる防除実演では、ハイクリブーム等の従来防除に比べ、作業スピードが速く、作業者の負担が大きく軽減されるメリットについて、実演を通じたアピールが行われました。

スマート農機の良さが実感できました
初年度はデータの蓄積も重要です

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 今回のコンバインで言えば、5mメッシュで食味・収量が計測できるというところが、1番のポイントです。圃場のどの部分の収量が多く、どこが少ないかというのがマップ表示され、視覚的にも非常に分かりやすい。まさに作業の見える化ですね。このメッシュマップが、来年春の施肥設計の参考になると思います。

また、現状コンバインによる刈取りは、オペレータの腕の良し悪しによって、かなり影響を受けるところがあります。その点、自動運転アシスト機能があれば、誰でもある程度のレベルで仕事ができることになります。我々のような組織で作業する場合、組織の人間が誰でも乗れるということになると、人の割り振りがしやすくなり、大きなメリットになりますね。

 どの機械も1台1台素晴らしい機械ですが、今回見たコンバインとトラクタの同時作業のように、ワンオペレータで2台を動かす場合と、従来通り1人1台を動かした場合とで、効率にどれほど差が出るのか、というところは、しっかり見て判断していかないといけないとも思っています。ワンオペレータの場合は、圃場間の移動はどうするのか、ということも含め、今後の検証が必要です。今年度については、来年度以降に向けて、効果・効率のデータを取るという意味合いが大きいですね。今年出たデータによって、どのようにすればさらに効率化していけるのか、使う側のノウハウがさらに蓄積できればいいと思っています。

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スマート農機は、作業者の負担を減らしてくれます

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 時期によっては、朝から晩まで乗ることもあるコンバインですから、自動運転アシストがあることによって、気持ち的に随分楽になりました。細かい調整は機械がやってくれて、草の詰まり等も検知してくれるということで、言わば誰でもできるというのもメリットですね。さらに、今回のように、1人でコンバイン、トラクタと2台を動かすことができれば、とても効率がいいです。
 コンバインに関して、自動運転アシストがあることで体が楽になったのは確かなんですが、例えば、旋回なんかは人の手でやった方が早い等、作業時間で考えると、まだ人がやった方が効率的というところもあります。その点で言えば、ドローンは作業自体が、ブームスプレーヤで行っていた今までとまったく違う訳ですから、時短や省力の効果がすごく出ていると感じます。同じ時間でもドローンならブームスプレーヤの倍の面積がこなせますから。

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新潟市の基幹産業である農業を守るものとして、
スマート農業に期待しています

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 新潟市は平成19年に、多くの田園を抱える「田園型政令市」という形で政令市に移行しました。多くの農地は新潟市にとって大きな産業基盤であり、これを今後どのように持続していくかということが大きな課題となっています。
 スマート農業については、ロボット技術、ICTを活用した農業ということで、新潟市が抱える担い手の不足、営農家の高齢化といった問題を克服していくための有力な手段と位置付けています。
 今回、スマート農機の作業を実際に見せていただいて、その凄さが実感できました。データ等についてはこれからの集約になりますが、現場の方からは、省力化について、かなり期待が持てるのではないかと聞いておりますので、楽しみにしております。さらに、今シーズン蓄積したデータを、来年の営農に役立てていくこともできるかと思いますので、そこについても大いに期待をしているところです。

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使用したスマート農機の紹介

アグリロボコンバイン DR6130A

●自動運転アシスト
刈取り、旋回、排出ポイントへの移動等、オペレータをサポートする自動運転アシスト機能を搭載しています。

●食味センサ
収穫作業と同時に水分含有率とタンパク含有率を測定するので、水分含有率、タンパク含有率ごとの仕分け乾燥が行えます。測定データは、次年度の施肥設計に活用できます。

●収量センサ
グレンタンク内のこく粒重量を計測し、堆積レベルを10段階で表示します。圃場ごとのこく粒重量を把握できるので、次年度の施肥設計に活用できます。

●食味・収量メッシュマップ
高精度なGPSユニットと新開発のこく粒流量センサにより、食味・収量を細かく測定し、メッシュ(網目)単位で表示します。圃場内のバラツキを把握できるので、翌年の圃場改善に役立てることができます。メッシュ一辺の長さは、5m、10m、15m、20mから選択可能です。
※食味・収量メッシュマップの閲覧にはKSAS営農コースへの加入が必要です。

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アグリロボトラクタ SL60A

●自動運転
アグリロボトラクタには、有人監査下での無人自動運転が可能な無人機と、無人機の監視機能を装備して自動運転が可能な有人機があります。無人機と有人機を2台同時に使用すれば、さらなる効率的な作業が可能です。

●RTK基地局
RTK(Real Time Kinematic)測位によるGPSの補正情報を、基地局からトラクタ側の移動局に送信することで、精度の高い、数センチ単位の作業が可能です。

●レーザースキャナ&超音波ソナー
無人機の各所に装備し、レーザーや超音波により物体との距離を計測します。無人機の周囲で人や障害物を検知した場合、自動走行を停止します。

●周囲確認カメラ
無人機のキャビン上部の4個のカメラを装備。前方および後方の映像、4つのカメラで生成した俯瞰映像を有人機の監視モニタまたはタブレット端末(別売)に送信します。

アグリロボコンバインDR6130A・アグリロボトラクタSL60A等
スマート農業技術の開発・実証プロジェクト(新潟市・白銀カルチャー)


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