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クボタ ソリューションレポート #42

新潟県 スマート農業

〜【クボタ ソリューションレポート No.42】高精度な自動散布を行う クボタ農業用ドローンMG-1RTKでオペレータの負担軽減!〜

【クボタ ソリューションレポート No.42】高精度な自動散布を行う クボタ農業用ドローンMG-1RTKでオペレータの負担軽減!

高齢化に伴う人手不足の問題を、ロボット、AI、IoTなどの先端技術による「スマート農業」を活用して解決するため、「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト及びスマート農業加速化プロジェクト(以下スマート農業実証プロ)が令和元年から全国69地区において実証の取組みが始まっています。新潟市では、「新潟市スマート農業複合経営モデル実証コンソーシアム」を設立し、スマート農業実証プロにおいて、コンソーシアムの課題として応募した「大規模水田輪作(水稲・大豆)における園芸作物(枝豆)導入に向けたスマート農業一貫体系の実証」が採択されました。

【 耳より情報 】

❶ MG-1RTKはGNSSに加えてRTKを導入したことで位置精度に優れた自動散布を実現
❷ ドローンによる防除作業で作業時間削減でより効率的な経営を行う
❸ ドローンによる自動散布により、オペレータの負担軽減

 実証農場である株式会社白銀カルチャーでは、8月6日「クボタ農業用ドローンMG-1RTK」を使用した実演が行われました。従来、乗用管理機や動力散布機(人力)で実施していた、薬剤散布をドローンに置き換えることで、散布作業の時間や労力を軽減することが 可 能です。また実証で使 用しているMG-1RTKは、精度の高い自動散布が可能で、集中して散布作業を行わなくても自動で散布作業が行えるため、オペレータの精神的負担を更に軽減します。

 実演会には金沢工業大学の学生も参加し、積極的に農業用ドローンに対しての質問が飛び交い、スマート農機への高い関心が伺えました。 今回のレポートでは、㈱白銀カルチャー荒木代表取締役と、オペレータそして、大学生の方にそれぞれお話を伺い農業用ドローンについて、課題と期待について語っていただきました。

即戦力のあるスマート農機を駆使して収益向上を図っていきたい

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将来的に対応出来る技術を確立させていきたい


 本年からスマート農業実証プロに取り組んでいます。スマート農業技術に関しては3年前から農研機構と実証を行っており、その延長線上にスマート農業実証プロがあったので、継続してデータを残していけば、利用価値が出てくると考えました。実際に稼動しているアグリロボやWATARAS等のスマー ト農機を見て、将来的にはスマート農業や技術を駆使した方向性に移行していくんだなと感じています。離農される方が増え、農地の集積がますます進むことが予想されるのでよりスマート農機の威力が高まってくると考えています。

ドローンは即戦力です!


 この地域では、共同防除のシステムが確立しており、品種に関係なく期間優先で防除が行われているので、適期防除が叶いません。そのため、うちは去年からブームスプレーヤーで防除していましたが、作業能率が悪いと判断し、管理機よりも作業性が良いドローンを導入しました。ドローンでの作業は楽ですね。非常に機動性が良く、大面積を短時間でこなせるため効率的です。うちの即戦力です!ただ、水稲向けの薬剤は種類が多くありますが、防除の回数が多い園芸向けの薬剤も開発されれば、さらに効率化を図れると考えています。今後の展開に期待したいです。

スマート農業は収益の向上に必要な技術です


 実証を行っている圃場には、乾田直播圃場もあります。これは今年で3年目の取組みで、生産コストを下げるためのひとつとしてはじめました。ドローンのようなスマート農機を導入して、仕事のやりくりが楽になり、いままで大勢でチームを組んでいた作業も1~2人で班を組み、割り振りができるようになったので、色々な仕事が効率よくできるようになりました。経営の一番の目標は収益性を高めることです。農家は汗を流すのは好きですが、収益まで追求することは少ない。直播をはじめとする低コスト農業を組み合わせながら、自動運転の機械等も導入し、空いた時間で園芸作物の拡大を図ってトータルの収益を高めていきたいです。

ドローンで空いた時間を有効活用して効率アップ

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ドローンでの作業は空いた時間を別の作業に回せるので効率的です

 ドローンは今年から導入しており、うちでは、2人がオペレータの資格を取得しています。ドローンでの防除作業は管理機に比べて倍の面積をこなせるため、時間の効率化が図れ、しかも楽ですね。また、この時期は枝豆の収穫や選別が忙しいのでドローンで空いた作業時間を園芸の作業に回すことができます。

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ドローンの自動運転中は見ているだけで良いので楽です

 今日の実演では、約2haの圃場を2台のドローン(MG-1RTK) で実際の作業を想定したデモを行いました。MG-1RTKは圃場の登録を行うことで、自動散布が可能です。区画の登録には圃場を歩き、角ごとに点を取る必要がありますが、1度区画の登録を行えば、次年度からは区画登録の作業は必要無いので、圃場データをドローンとリンクさせて飛ばすだけですね。散布作業に関しては、ボタンを押すだけで、離陸し、後の作業はドローンが行ってくれて、いい意味で、仕事を奪われた感じです。作業中はドローンの動き確認し、いざというときはプロポで操作が出来るようにしています。

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スマート農機の導入で朝から夕方まで作業の集中力が持続します

 スマート農業という言葉が浸透していない頃に白銀カルチャーに入社しました。今年から本格的にスマート農機を導入して、以前と比べると機械がやってくれることが多く、例えば田植えのような感覚頼りだった作業も、機械に頼ることが出来るので楽になりました。その分集中して、朝から夕方まで効率よく作業が行えます。農作業は機械に乗っているだけでも意外と大変で、夏場は朝から働いているとどうしても午後には疲れが出てきます。その部分をドローンのような機械に頼って労力軽減出来るならかなり助かります。

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生産者の皆さんが楽出来るようなロボットを作りたいです

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 今回、大学の夏のインターンシップという形で北陸農政局の方と、実際に大型のドローンを飛ばして水田に散布する様子が見学できるということで、白銀カルチャーさんの圃場に訪れることとなりました。専攻している学科がロボティクス学科でドローン等を勉強しています。勉強を行っているなかで農業の現場にはロボットの力が必要と考えており、今後技術職に就いていくためにも、実際の現場を肌で感じることが一番自分のためになると感じています。実際に大型のドローンが作業をしている姿を見ると、自分もこういった機械を作れる技術者になりたいと思いました。今後の農業は人がつらい思いをして1日が終わるものではなく、ロボットと人間が協力して、農業をすることによって、同時に2~3の作業を行い、生産性を上げることが未来の農業の形だと感じています。

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