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【クボタ ソリューションレポート No.35】スマート農業推進元年! 熊本県でアグリロボコンバインWRH1200Aの実演会を開催!

最新技術実証2019/09/02

熊本県

クボタ ソリューションレポート #35

熊本県 菊池郡大津町 スマート農業

〜【クボタ ソリューションレポート No.35】スマート農業推進元年! 熊本県でアグリロボコンバインWRH1200Aの実演会を開催!〜

【クボタ ソリューションレポート No.35】スマート農業推進元年! 熊本県でアグリロボコンバインWRH1200Aの実演会を開催!

熊本県大津町にある集落営農法人ネットワーク大津様にて、5月30日にアグリロボコンバインWRH1200Aの小麦収穫作業の実演が行われました。WRH1200AはGPSを活用して、オペレータが搭乗した状態での自動運転による収穫作業を可能とした自動運転アシスト機能付きコンバインです。
スマート農業の社会実装への足がかりとして開催されたWRH1200A実演会では、多くの普及関係機関の皆様が 視察にこられ、熊本県内のスマート農業に対する関心の高さが伺えました。今回は、関係者の皆様にスマート農業についてお話をお聞きしました。

将来的には必要になる技術だと思います

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 担い手不足や、高齢化問題の中でスマート農業は今後普及すると思います。自分達みたいな法人や担い手からすると、いつかはスマート農業を導入しないといけないと考えて、少しずつそういったシステムや機械を揃えています。クボタのKSASもその一つで、改善点などの情報交換を行っているので、どんどん使いやすくなっています。KSAS対応農機も少しずつ導入しています。食味・収量センサ付コンバインも昨年導入しKSAS と連動して圃場ごとのデータを蓄積することで、私達の経営にとても役立っています。データもしっかり残るし、未来に繋がります。先人の農業もリスペクトしつつ、若者は新しい農業を先陣切ってやっていきたいですね!

 WRH1200Aのようなアグリロボコンバインは初めてみました。クボタにお伺いすると、九州では麦の刈取実演ができるので、いち早く実演会を開催したいとのことで、大変めずらしいものを見せてもらったと思っています。ただ、うちの圃場は1区画当たり30aが平均なので、WRH1200A を使用するには少し狭いかなと感じました。将来的には区画整備で1区画あたり50a以上になれば、自動運転農機が一番働ける環境になると思います。

スマート農機は県内でも注目度が高く、期待のできる技術です

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有人監視下での自動運転でも十分に期待できます

 農林水産省の定義による自動無人化のレベルには3段階あり、レベル3である完全自動化までにはもう少し時間がかかると考えています。クボタはレベル2の有人監視下での自動化・無人化での農業機械を開発しており、レベル2の自動運転ができる農業機械でもかなり期待は大きいです。

 今回は、クボタからネットワーク大津様に、アグリロボコンバインWRH1200Aによる実演会をお願いしました。ネットワーク大津様も自動運転のコンバインには関心があり、「是非見てみたい」ということで、実演を行うこととなり、県内でもスマート農業への関心度は高く、普及指導員に加え情報を聞きつけた市町村・JA関係者等多くの方にお集まりいただきました。

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経験が浅い方にこそスマート農業が役立つ

 ネットワーク大津様では、若い従業員の方が活躍していま す。今年も農大を卒業したばかりの新規採用職員が1人いて、こういった方は実作業の農業経験がほとんどありません。そういった中で、直進キープ機能や自動操舵がついた農業機械は非常に重要です。今まで熟練した方から技術の伝承という部分をスマート農業が担っていく事も可能で、実用的な部分がかなりあると考えています。

実際のスマート農機の実演等を見て、感じた事を普及に役立てていきたい

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本格的なスマート農業推進元年として活動を行っていきたい

 本県では、以前からスマート農業を推進してきましたが、更に強力にスマート農業に力をいれるため、今年を本格的な「スマート農業推進元年」と位置づけて活動しています。体系的には、研究開発、現場での実証・普及、機械等を有効活用するための環境整備や、補助事業によるハード整備を柱としています。さらに本年度から力を入れているのが経営指標の作成です。最先端の機械が導入されたときに、農家の経営や最適な耕作規模など目安がわからないと機械化貧乏にもなりかねません。詳しいデータを算出するために、本県にいる普及指導員等のマンパワーを活用し、スマート農業を導入している経営体の労働時間、収入・支出などの経営データを取らせてもらい、それを基にした経営指標を3年かけて作成する予定です。

 また、今年の8月にはスマート農業に関するセミナーや機械の実演・体験ができる大規模なフォーラム、農業団体と一緒になった機械展示会を開催予定です。さらに、12月には熊本県独自でスマート農業に関するホームページも立ち上げる予定です。また、国の事業を活用している経営体も県内に複数あるので、そういった経営体と連携を取りながら実証と普及を行って行きたいです。

 現場の普及指導員等には、新技術の実証があるなら見に行くようにと促しています。動画などでみても実際に生で見て感じるのとは違います。圃場の状態など、色々なことを確認しながら、機械を使用したらどうなるのかなど肌で感じてほしいと思います。実証を見ている農家の方とも意見交換などもできます。見る・聞く・知識を得るは基本だと思います。

データを蓄積し、活用して品質向上させることもスマート農業です

 ネットワーク大津の区画は一筆30aほどなので、水田の基盤がもう少し広くなると、自動運転の効果が出てくると思います。これから、農地の集積が進む一方で大型のスマート農機に合った、基盤整備も進めていくべきだと感じました。自動運転で収穫しているのを見ると、これからの農業はこのような時代になっていくんだと感心しました。
 また、KSAS対応農機のような機械でデータを使うことによって高品質なものが生産できることもスマート農業が求めるところです。スマート農業に取り組むことで、低コスト、高品質、高収量を実現でき、より良い物ができればベストだと考えています。

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アグリロボコンバインWRH1200A麦収穫



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