こんな方におすすめ!
・ユニバーサルジョイントのグリースアップを行ないたいけれど、よくわからない!
・今まで何となく実施していたけれど、正しい手順があるなら確認したい。
作業時の注意事項
事故防止のため、点検整備を行う場合は、次のことを必ず守りましょう。
・ロータリの取付け・取外しは、PTOを中立にし、平坦な広い場所で行う。
・トラクタのエンジンを止め、駐車ブレーキをかける。
・ロータリ脱着の際は、挟まれ防止のためトラクタとロータリの間に立たない。
・けが防止のため、必要に応じて手袋を着用する。
・けが防止のため、ユニバーサルジョイントのヨーク(スパイダ)部分には指を入れない。
・ユニバーサルジョイントは重量物であることを意識し、必ず安定した平らなところで作業を行う。
主に使用する工具
①グリースガン
②推奨規格のグリース
③プラスドライバー
④作業用手袋
⑤ウエス
※けが防止のため、長袖での作業をおすすめいたします。
※ご自身での作業が難しいと感じた場合は、無理せずお取引のお店へご依頼ください。
※当コラムに掲載された内容によって生じた損害等について、当社は一切の責任を負いません。
ユニバーサルジョイントの取外し方/取付け方
※RL18S用ユニバーサルジョイントで撮影しています。
※トラクタからユニバーサルジョイントを取り外すときは、3点リンク高さを最下位置にします。
取り外し方
①安全カバーの回転止めチェーン(鎖)を外す
②ロックピンを押し込んだ状態で、トラクタ側のジョイント(シャフト)をつかみ、引き抜いて取り外す
・手や足の上にジョイントが落下しないように、しっかりと支えながら取り外してください。
・錆びつきなどでロックピンが押し込みにくい場合は、市販の潤滑剤(浸透剤)などを活用してください。
③ジョイントホルダを持ち上げ、オートヒッチフレームから取り外す
・手や足の上にジョイントホルダが落下しないように、しっかりと支えながら取り外してください。
・ジョイントホルダのピン(大)にはウレタンブッシュが装着されています。取り外しの際に紛失しないように注意してください。
・機種によっては、ウレタンブッシュの組付方向が決まっていることがあります。取り外す際は、必ず事前に確認してください。
取り付け方
・取り外しと逆の手順で取り付けを行います。
・取り付けるときは、ジョイントホルダ側(オートヒッチフレームへの取付)から行います。
・ジョイントホルダ側を取り付ける時は、ウレタンブッシュが装着されているか確認しましょう。
・ウレタンブッシュに組付方向がある場合は、誤った取り付けにならないよう注意してください。
・トラクタへ組み付ける際に、回転止めチェーン(鎖)をユニバーサルジョイントに巻き付けるようにすると、駆動時の破損防止になります。
ユニバーサルジョイントのグリースアップ
①取扱説明書を参考に、グリースアップ位置を確認する。
・ユニバーサルジョイントのグリースアップ箇所は、ロータリの取扱説明書で確認することができます。作業を始める前に、グリースニップルやしゅう動部などをあらかじめ確認しておきましょう。
・切創防止のため、手袋をつけて作業を行いましょう。
②ジョイント(シャフト)を分割する
・ジョイントの端を持って引っ張ると、そのまま引き抜くことができます。(固定ピンなどはありません。)
・けがや落下防止のため、安定した広い台の上で作業を行ってください。
③安全カバーを取り外す
※安全カバーを取り外さずグリースアップする場合は、手順を飛ばしても問題ありません。
・固定ねじはプラスドライバーを使って外します。
・カバーを回して、スライドリングと取り外し用の溝を合わせると、カバーが外せます。
④スライドリングを開いて取り外す
・スライドリング(白いプラスチックの部品)を取り外します。
・ジョイントに泥や錆、古いグリースが付着している場合は、市販のパーツクリーナなどを使って綺麗に掃除します。
⑤グリースガンを使って、グリースニップルからグリースを補給する
・グリース補充部から、古いグリースが押し出されたら補給完了です。
・グリースが補充されない場合は、グリースニップルの点検・交換を検討してください。
・余分なグリースは、ウエスで綺麗に拭きとります。
⑥しゅう動部にグリースを塗布する。
・グリースを出して、しゅう動部全体に塗り広げます。
⑦安全カバーを取り付ける
・スライドリングを取り付け、安全カバーを装着します。
・取り外し用の溝位置を、中のスライドリングが見える位置までずらします。
・カバーを装着出来たら、プラスドライバーを使って固定ネジを締め付けます。
⑧ヨーク(シャフト・スリーブ)を組み付ける
・シャフトとスリーブには位置合わせが必要です。確認して差し込んでください。
・トラクタに装着する際は、PTO軸やロータリ軸にもグリースを薄く塗布しましょう。
まとめ
・不具合防止のため、定期的にユニバーサルジョイントのグリースアップを行う。
・ユニバーサルジョイントを取り外す際は、事故防止のための安全対策を必ず行う。
・必要な工具を揃えてから、作業に取り掛かる。
・グリースの補給箇所は、取扱説明書を確認する。
・古いグリースが出てくるまで補給し、グリースニップルが傷んでいる場合は交換する。
・しゅう動部にもグリースを塗布する。
・スライドリングやジョイントホルダのウレタンブッシュなど、細かい部品を紛失しないように注意する。





