服装や事前準備も大切!草刈作業の安全ポイント お気に入りに追加
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田植時期も近づき、雑草の生育も早くなるこの時期。そろそろ草刈作業!という方も多いのではないでしょうか。単純作業のように思えても、実は草刈りは飛散物の跳ね上げや足元のケガといった事故が多く、注意が必要です。今回は、服装や事前準備も含めて、草刈の安全作業ポイントをご紹介します。

草刈作業時の適正な服装

草刈作業時の服装は、以下に注意します。

①回転刃・飛散物から体を保護する安全具(保護メガネ、耳栓、手袋、安全靴、すねあて)を着用する
②長袖・長ズボンを着用し、滑らない靴を履く

刈払作業時に発生するケガは、回転する刃や欠けた刃先、小石などによるものがほとんどで、適切な服装や装備によって防ぐことができます。

草刈作業時の適切な服装

下図は、保護具の着用状況および事故要因に関する調査結果(草刈作業)です。
回転刃による事故が多いにも関わらず、手袋の着用をはじめ、適切な保護具の装着が不十分な現状が読み取れます。

今回ご紹介した安全具はホームセンター等で購入可能です。しっかりした服装・装備で、安全に作業を行いましょう。

保護具の着用状況および事故要因に関する調査結果(草刈作業)

作業前の準備―
危険物のチェックと除去

服装を整えたら、作業箇所の確認を行いましょう。
予想外の障害物と刈払機・草刈機が衝突すると、事故につながりかねません。

①刈刃に当たって飛び跳ねるもの(空き缶や石など)、刈刃に巻き付く可能性のあるもの(ヒモや針金など)は取り除く
②杭などの位置に目印をつける

草刈作業の前に、危険物のチェックと除去を行いましょう。

草刈作業時の安全ポイント

刈払機の操作時は、以下のポイントを守ってください。

①刈刃の前方左側1/3部分が草に当たるようにして、ひざより低い位置で、右から左へ振るように刈る
②刈払機には、飛散防護カバーを装着する
③足の位置は、原則として右足が前、左足は右足より前に出さない
④草などが巻き付いたり、詰まった場合は、必ずエンジンを止めて除去する

正しい操作方法を守ることで、事故を防ぐことができます。作業開始前に、取扱説明書で操作を確認しておくのも良いでしょう。

安全な草刈り作業のポイント①

刈払機での作業中は、補助者などが、作業者に近づく時にも注意が必要です。近づく必要のある時には、15m以上離れた場所から合図を送り、刈刃の回転が止まったことを確認してから近づきます。特に、作業者の右後方は、キックバック※が発生した場合に最も危険なエリアになります。事故を防ぐため、その範囲には絶対に近づかないように注意しましょう。

※キックバック:回転している刈刃の前端から右側部分に障害物や地面が当たると、回転方向と反対側(作業者の右側後方)に刈刃が跳ね返ってしまう現象のこと

安全な草刈り作業のポイント②

まとめ

草刈作業の安全ポイントのご紹介、いかがでしたでしょうか。
服装、作業前の準備と、機械の適切な取り扱いのポイントは、動画でもご紹介しています。
ぜひ、これからの草刈シーズンでお役立てください。
また、これからの季節は熱中症にも注意が必要です。こまめな水分補給と適切な休憩も心がけてください。
それでは今日もご安全に!

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