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水田フル活用で飼料用米・WCS用稲の生産拡大

クボタニュース2015/09/24

〜水田フル活用で飼料用米・WCS用稲の生産拡大〜

水田フル活用で飼料用米・WCS用稲の生産拡大

飼料用米・WCS用稲は、食料自給率・自給力の向上のために国が本作化を推進しています。今回は、飼料用米・WCS用稲に取り組むにあたって活用できる助成をご紹介し、また低コスト・多収生産のための品種選定、栽培技術をご紹介します。
(この記事は、平成27年6月発行のクボタの営農情報誌『U(ユー)元氣農業 No.31』を元に構成しています)

1. はじめに

  担い手の減少や高齢化、農地の減少等、構造的な変化に加え、主食用米の需要減少と価格の大幅な下落により、稲作農家の経営は非常に厳しい状況にあります。

2. 飼料用米・WCS用稲の生産拡大

 一方、食料自給率・自給力の向上のための水田フル活用に向け、国は水田活用の直接支払交付金の見直し等を行い、飼料用米やWCS用稲の本作化を推進しています。
 なかでも非主食用米は、主食用米と同じような栽培技術、農業機械が活用できる他に、排水不良等により麦・大豆の作付けには不向きな圃場でも取組が可能です。
 特に、飼料用米においては大きな需要もあることから、今後大きな生産拡大が期待されます。

3. 水田活用の直接支払交付金による飼料用米生産への助成

①数量払いの導入
 単収向上の取組を強化するため、生産収量に応じて交付金を支払う数量払いを導入し、10a当たり上限値105000円が交付されます。

②耕畜連携助成
 飼料用米を畜産農家へ供給するとともに、稲わらを畜産農家に供給することにより、10a当たり13000円が交付されます。

③二毛作助成
 飼料用米と麦・飼料作物等の戦略作物助成対象作物で二毛作を行うと、10a当たり15000円が交付されます。

④多収性専用品種への取組
 多収性専用品種の取組に対し、10a当たり12000円の産地交付金が地域に追加配分されます。

4. 作付け品種の選定

 飼料用米やWCS用稲は低価格で販売するため、単収を向上させる必要があり、多収性専用品種での低コスト生産が重要です。品種選定にあたっては、①栽培地域の気象・立地条件や作付体系、用途に適した品種、②多肥栽培や直播栽培に対応できる耐倒伏性品種、③農薬の使用量を削減できる病害虫抵抗性品種、主食用米と容易に判別可能な品種を条件とすることが重要です。

5. 鉄コーティング直播栽培で省力・低コスト生産

 主食用米と比べ低価格での販売となるため、飼料用米・WCS用稲の生産拡大を図るためには、適切で効率的な生産方式で、単収を向上させる必要があります。
 そのためには、多収性専用品種の栽培に取り組むとともに、省力・低コスト化が図れる鉄コーティング直播栽培技術を活用し経営の安定化を図ることをおすすめします。

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