「WATARAS」を使ってみた効果は?
お客様の声をご紹介します。

担い手の皆様方にとって近年、分散したほ場の水管理には時間と労力がかかります。
こうした現状で、WATARASを使用した生産者の方々から、「楽になった」「ほかの仕事に時間が使える」といった評価をいただけました。

データが活用できます

岡山県真庭市 真庭農業者普及指導センター 西川尚徳 様

乾田直播や収量アップにはWATARAS

兵庫県加西市 農事組合法人 あぐり~ど玉野 高井淳匡 様

ユーザーインタビュー(全編ver.)

兵庫県加西市 農事組合法人 あぐり~ど玉野

高井様 玉田代表理事組合長様

WATARASの導入理由、活用法、今後の展開まで幅広く語っていただきました。

ほ場によって単収が違う→水管理が一番大事

①導入の理由

高齢化に伴い、ほ場管理ができない人がでてきている。そのため色々な情報を持ち寄ってICT化を進めています。WATARASは事務所で集中管理ができるので助かっています。

WATARASを導入するまでは兼業農家の「ほ場管理者」に水管理をお願いしていました。4~5年前に収量コンバインで刈り取ったとき、ほ場によって単収が違うということに気が付き、水管理が一番大事ということでWATARASを導入しました。

WATARASの水管理で収量が変わりました

②収量・品質の向上

一般兼業農家の方とWATARASの水管理を比べると約140kgの単収の違いがあります。 兼業農家はどうしても(農業外の)仕事を優先されますので、どうしても水を入れる適期がずれてくる。 ずれてくると収量がどんどん下がってくる。
WATARASは水位さえ設定していれば水が動くので収量が変わってくる。 品質も良くなって収量も上がる。イコール収益が上がる。

計画通りの作業ができるので、後工程が遅れない

③計画通りの作業

朝8時ぐらいから代かきをするのが平均的なやり方と思いますが、前後で日照りがあると朝4時5時に水を入れても、なかなか水が入らない。 水が入るのを待っていたら10時11時になってしまう。1日の面積がこなせなくなると、田植えが遅れてしまう。
WATARASは24時間動かせるので、朝8時に来て代かきができる。計画通りに物事が運んでいくのがすごく良いです。

水管理データを広く役立てることができます

④データの活用

普及センターより、ある品種が単収600kgに届かないというお話をいただきましたので、水管理の提案をさせていただきました。 栽培期間中WATARASで水管理したところ、水管理だけで単収が570kgになりました。
WATARASでスケジュールのプログラムを組んで水管理をしたので、その水管理のデータを同じ品種を作っている人や組合に渡そうと思っている。 1つのほ場で終わるのではなく、たくさんの人をバックアップできるのがWATARASの良いところだと思います。

水管理が重要な直播が簡単にできる

⑤直播拡大でコスト削減

WATARASのついているほ場はすべて直播に切り替えていっています。乾田直播は水管理が重要で、失敗すると草まみれで収益が下がりますが WATARASは設定した水位に保ちますので直播が簡単にできます。移植栽培ですと田植機1台に4~5人つきますが、 直播は2人で作業できますので人件費を削減することができます。

水管理による収益増で導入費用は回収できます

⑥費用対効果

WATARAS(アクチュエータ)は1台15万円ほどですが1反あたり収量が120~140kg変わってきます。 お米30kgの袋が大体4袋増える計算なので1袋6,000円としても4袋で1反あたりの収益が24,000円上がります。
当営農組合のほ場は1枚が5反程度あるので12~13万円の収益増になります。初期投資としては1年目で元が取れますので決して高額な投資だとは思いません。

農業の未来はIT化で

⑦今後の展開

農作業を会社と同じように朝8時にきて夕方5時に終わらせるようにするために省力化やIT化を取り入れていく。 あと5年経てば70歳。おそらく力仕事も出来なくなるだろうし、そういうことを見据えながら進めていかなければ立ち遅れてしまう。
ひいては農業の衰退につながってしまうと危惧しております。早く対策を立てて、5年後10年後の未来を見据えて子孫に残していきたいと考えております。

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