雪国で抜群の効果。 冬季栽培に一石二鳥 お気に入りに追加
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ダッチジェット(P-40) 青森県 上北郡七戸町 中野 正広 様 | イチゴ

「栽培に適した条件をそろえる・・・」と、施設園芸の研究に余念がない中野様。

サラリーマンだった2011年。自分の人生を見つめ直し、熟考の末 選んだのが農業。青年就農制度を利用し施設園芸を学び、まずは トマト、次にニンニク、今年度からはイチゴの栽培にも取り組んでいる。

基本情報(イチゴのみ)

品種 べにほっぺ
栽培方式 高設養液土耕栽培
ハウス 間口7.2m×奥行60m
432m2(約131坪)
栽培期間 9月上旬~翌年8月中旬(予定)

▲車両関係の技術部門にお勤めだった経験を活かし、
 ご自身でダッチジェットを設置された中野正広様

Q. ダッチジェットを選んだ理由は?

炭酸ガスに興味を持ち調べていたところ、ダッチジェットの広告を見た。
「大きなファンで風が遠くまで行き届きそうだし、高い所に吊れるので作業の邪魔にならなくて便利かな」と勢いで購入した。

Q. どのような使い方をしていますか?

CO2施肥

12月~2月はタイマー制御で1回10分を計4回施肥。(栽培初期、中期、後期と生育に応じて、施肥時間、回数を変えている)

補助暖房

温度サーモを基本5℃に設定。 この他、雪が積もった朝は、雪落としにも利用。(設定温度を上げて15分程度 動かすと、ハウス上の雪は完全に落ちるので、採光が確保出来る)

ランニングコスト

前提条件 機種 P-40
灯油使用量 4ℓ/時間
灯油単価 80円/ℓ
CO2
施肥設定
稼動時間帯 8時~12時10分の間 計4回/日
稼動分間
(1回当たり)
10分/回
ランニングコスト
(1日当たり)
稼動時間 10分/回×4回/日=計40分/日
灯油使用量 4ℓ/日
灯油代 320円/日

※12月~2月の場合で 暖房使用分は除く
※9月~12月は1日計20分、2月以降は1日計15分

▲イチゴの高設栽培設備も資材を購入し自作

Q. 導入効果は?

初めてのイチゴ栽培で、質、量 共に納得のゆく収穫が出来ている。
定植が遅れたためか、秋は生育が思わしくなかった。
CO2不足も一因とわかり、CO2施肥量を増やしたところ、初冬には葉の色つきがよくなるなど効果があらわれ、以後順調に推移している。
想定以上の効果を発揮しているのが暖房。早朝加温する際の瞬発力に目を見張るものがある。
既存の暖房機の数倍の能力があり、欲しい時に力をもらっている。

Q. 最後に一言

CO2施肥の効果を実感。さらに、寒い青森県で早朝加温にパワーを発揮する ダッチジェットの一石二鳥の活躍に、大変満足している。

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