ダッチジェット(P-100) 和歌山県 紀の川市 奥 佳樹 様 | イチゴ
50年前におじい様がはじめたイチゴのハウス栽培。大学院の研究室で抗がん剤の植物培養をしていた佳樹さんは、26歳の時に家業の農家を継ぐことに。その後、徐々に規模を拡大。複数のハウスで異なる栽培方式を用い、適した設備や技術を取り入れながら、美味しいイチゴを生産されています。
基本情報
作物 | イチゴ(さちのか) |
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栽培方式 | 土耕栽培 |
ハウス | 間口42m×奥行33m 1386m2(約420坪) |
栽培期間 | 12月上旬~5月中旬 |

▲お話を伺った奥佳樹様
Q. ダッチジェットを選んだ理由は?
「CO2施肥が良い」と聞き、複数の製品を比較検討した。ダッチジェットは能力が大きいので、循環扇やダクトがなくてもハウス内をムラなく施肥できる。 栽培面積を減らす事なく設置出来るのも魅力だった。
Q. どのような使い方をしていますか?
CO2施肥
タイマー制御で1回6分を計8回施肥。(冬場は1回5分を計5回=25分/日)
ランニングコスト
前提条件 | 機種 | P-100 |
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灯油使用量 | 10ℓ/時間 | |
灯油単価 | 80円/ℓ | |
CO2 施肥設定 |
稼動時間帯 | 8時~3時6分の間 計8回/日 |
稼動分間 (1回当たり) |
6分/回 | |
ランニングコスト (1日当たり) |
稼動時間 | 6分/回×8回/日=計48分/日 |
灯油使用量 | 8ℓ/日 | |
灯油代 | 640円/日 |
※2月の場合

▲CO2濃度 400~600ppmの間で管理
Q. 導入効果は?
樹勢が強く全体の回転が早くなった。
花数が多く、しっかりした花がついた。
果実が大きく、色、形も良い。
厳冬期でも味がのりやすく、栽培後期も味が落ちにくかった。
Q. 最後に一言
ダッチジェットのファンは風量が大きいので、ハウス内の空気が動くことも、作物に好影響と思われます。
味が良くなった上、収量もアップ、結果 収益もアップし満足しています。


▲5月の様子(2016/5 撮影)