ドライフォグシステム 青森県上北郡六ヶ所村 有限会社 大森カウステーション様 | 牛舎
冷涼な気候の六ケ所村で酪農を営む大森カウステーション様。
酪農に最適な場所といわれる六ケ所村も、近年は温暖化により暑くなってきているそうです。
これまで窓の設置や扇風機、トンネル換気等様々な暑熱対策を進められ、今回新たにドライフォグシステムを導入。
夏期の状況を振り返り「ドライフォグシステムは導入する価値があると思います」とその効果を実感されています。
施設情報
牛舎 | フリーストール牛舎(搾乳ロボット2台 餌寄せロボット)約120頭 |
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つなぎ牛舎 約80頭 | |
※ドライフォグシステムはつなぎ牛舎の27頭分の区画に設置 |

Q. ドライフォグシステムを選んだ理由は?
導入前はスプリンクラーのようなイメージがあり、牛舎が濡れたり敷きワラが湿るのではないかと思っていましたが実演会でその問題はなさそうだとわかり、導入を決めました。
Q. 実際に使用したご感想は?
霧自体が細かいので敷き藁にも影響はなく、また牛の体自体が濡れることもありません。
カラッとした状態で何の影響もなく過ごせたことは良かったです。
扇風機と併せて稼働させることで、よい働きをしてくれていると思います。
また、牛だけでなく人にとっても快適で、ドライフォグの区画に来ると、爽やかな山頂に来たような感じで気持ちよく仕事ができました。
Q. 導入効果は?
導入効果を一番実感したのは、暑さによる分娩事故が少なくなったことです。そこはいつもの夏とは違いましたね。
体調を崩した牛も、ドライフォグのある区画に連れていくと1日2日ほどで嗜好性が上がって元気を取り戻したこともありました。
毎日牛のお乳を触っていますが、ドライフォグを設置した牛舎では極端にお乳がペタンとなるような牛は出なかったですね。
Q. 最後に一言
餌の食い込みや受胎率、乳量といった部分も若干変わってきている。そういう実感は経営面でもプラスになっていると思います。
データを見ても分かる通り、温度を下げるためには完璧じゃないかな。導入する価値はあると思いますね。

▲様々な暑熱対策が行われている牛舎

▲ドライフォグをONにした時の様子

▲平均約3℃の温度低下を確認