アイメック 茨城県 つくば市 ユニバーサルファーム株式会社様 | トマト
農福連携(農業と福祉事業の連携)という新たな考え方を持ち、2017年からアイメック栽培で農業に取り組み始めたユニバーサルファーム株式会社様。わからないことだらけながらも丁寧に作業し収穫したトマト「とびっきりトマト」は、出荷開始からわずか2か月でリピーターがつき出荷が追い付かないほどの人気です。
栽培情報
栽培面積 | 40m×54m=2160㎡ |
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ハウス面積 | 栽培面積+前室(8m×15m=120㎡)=2280㎡ |
作物 | ミディトマト(フルティカ) |

Q. アイメックを始めたきっかけは?
福祉事業の一環として、天気に左右されず働ける施設園芸を検討していた。
その中でもアイメックは作業負担が比較的軽く、作業指導がしやすいと感じ選択した。
初めての農業に取り組んだが、アイメックは土づくりの経験がなくてもできること、農業知識の豊富なクボタの指導が受けられるということで不安はなかった。
Q. 実際に導入・栽培を行ってみての感想は?
病気や害虫、生育障害等の見極めが農業経験のない私たちには難しいが、何かおかしいと感じたらすぐクボタに尋ね、対処法を教わることで大事に至らず栽培を続けられている。事前研修で栽培の先の段階を知ることができていることも大きいと思う。
緑の中で行う作業は就労センターの利用者にも「楽しい」と言ってもらえている。特に自分たちの作ったトマトが「甘くておいしい」といってもらえること、出荷先ですぐに売り切れてしまうことは、自分にとっても利用者にとってもうれしいこと。モチベーションも上がり、利用者間のコミュニケーションも増えている。
Q. 今後の展望は?
今後は糖度の追及だけでなく酸度とのバランスや、味と収量のバランス等を考えていきたい。
また就労支援事業を展開できる許可も下りたので、まずは一人でも多くの利用者に働いてもらえる環境を作りたいと考えています。
秋には年間を通じて作業のできる里山式水耕栽培を取り入れた第二ファームを開設予定です。

▲果実の様子

▲選果場も兼ねた就労センターの事務所

▲ハウスの外観