しおれを検知して自動で最適なかん水を実施。 高品質・高糖度トマトの栽培の大きな力に! お気に入りに追加
【しおれ検知式自動かん水制御システム Hamirus(ハミルス)ユーザーインタビュー】
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沖縄県|

トマト|

しおれを検知して自動で最適なかん水を実施。 高品質・高糖度トマトの栽培の大きな力に!

しおれを検知して自動で最適なかん水を実施。 高品質・高糖度トマトの栽培の大きな力に!

高糖度トマトの生産では、丁寧な栽培管理が必須。生育状況を確認するために頻繁にハウスに入らなくてはならず、場合によっては、なかなか休日が取りにくいこともあるのではないでしょうか。栽培管理の中でも特に熟練者の経験や感覚に頼る部分が多く、省力化が望まれているのが「かん水管理」。クボタはかん水管理の課題解決へ向け、人の代わりにカメラが植物の葉のしおれ状態を確認して、自動で最適なかん水を実現する「しおれ検知式自動かん水制御システムHamirus(ハミルス)」を開発しました。

 


 

しおれ検知式自動かん水制御システム
Hamirus(ハミルス)




かん水作業の最適化、省力化を実現することで
高付加価値・高糖度トマトの安定生産に貢献するシステム

 Hamirusは、作物上部に設置した「しおれ監視カメラ」で一定時間ごとに植物の画像を撮影。AIの画像処理結果に基づいてかん水のタイミングを判断し、生産者が任意に設定したしおれ基準になると給液装置がかん水を実施するしくみです。しおれ基準のタイミングは生産者が自由に設定でき、高品質重視や収穫量重視等、目的に応じたかん水が可能です。 常に作物を監視する必要がなくなり、従来生産者が行ってきたかん水管理を「省力化」しながら再現できるだけでなく、目が行き届かなければ生じやすいしおれの見過ごしを回避できることで減収や品質低下を防げるようになり「安定生産」ができるようになります。植物の状態や天候を気にする精神的な負担の軽減や、データの蓄積により従業員の方に数値を用いた具体的なかん水指示を行えるようになるのも、Hamirus導入によるメリットです。

10aあたり10tの収量を確保し、糖度は8度以上!
お客様に喜んでいただけるトマトを安定生産するために、無くてはならない存在に

 クボタフイルム栽培システム「アイメック®」で、高品質・高糖度なトマト(フルティカ)の生産に取り組んでいる沖縄県糸満市の「クボタファーム糸満」。Hamirusを導入したことにより、かん水管理やトマトの生産がどう変わったかをお聞きしました。
 クボタファーム糸満の運営を担う、(株)南九州沖縄クボタ スマート農業推進部 クボタファーム推進グループ部長の山元さんは、「農業をしていると作物の状態が気がかりで休みが取りづらいことがありますが、今はこれ(Hamirus)のおかげで安心して休めるようになっています」と、まず、かん水作業の省力化による大きな効果をお話しくださいました。「人の目で見るよりも高い精度で、設定したしおれ基準どおりにかん水してくれるので、とても頼りになります」と語る山元さん。「収穫したトマトの糖度は、私達が基準にしている8度をクリアできています。収量も安定しており、10aあたり10tを達成できています」と安定生産、高糖度トマト生産への力となっていることを高く評価されていました。

 栽培管理の主担当者である、(株)南九州沖縄クボタ クボタファーム糸満 新規事業推進部の新垣さんが実感したのは、かん水の省力化により、その他の作業に注力できること。「Hamirusを導入したことでかん水にかける時間が大幅に減り、芽かきや葉かきなどの作業により集中できるようになりました」。「タッチパネルで操作が楽。急遽手動でかん水したい時もあるのですが、そんな時の変更も簡単です」と操作性の良さについても評価。栽培管理担当のため、やはり常にトマトの状態が気になるそうで「スマートフォンで状況を確認することもできる、休みの時でも確認できるのがありがたいです」と、Hamirus導入による安心感もお話しくださいました。
 消費者のみなさまにおいしいと言っていただけるトマトを、これからも量的にも質的にも安定して供給できるようにしていきたい、というクボタファーム糸満。すでにHamirusは、高品質・高糖度トマトの栽培管理において、無くてはならない存在になっています。

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