作業の高精度化、軽労化を実現する、直進アシスト機能付き小型トラクタNB21GS。今回は、たまねぎのうね立て作業でお使いいただくお客様をご紹介。来年度はマルチ張り作業など、多用途に活用したいと計画を立てるお客様にNB21GSがどう経営に役立ちそうか、お話をお伺いしました。
たまねぎの一大産地で、NB21GSが活躍
兵庫県南部、淡路島の最南端に位置する、南あわじ市。瀬戸内海の温暖な気候に恵まれ、水稲と露地野菜を組み合わせた多毛作が行われています。なかでもたまねぎは全国的にも有名で作付面積は全国3位ながら、反収では全国1位（出展：農林水産省「平成30年産指定野菜（春野菜、夏秋野菜等）の作付面積、収穫量及び出荷量」）を誇る大産地で、「淡路島たまねぎ」としてブランド化されています。
同地で稲作後の水田で、たまねぎを1.2ha、レタス1.5ha、白菜0.4haを家族で栽培する坂本さんは、現在30歳。「就農したのは2年前です。以前は接客業をしていたんですが、もともと農業に興味があって、やるぞ！って前から決めてたんです」。
「農業で稼ぎたい！」と話す坂本さん。お父様から経営を一任されたことを機に、機械の見直しを図ることに。その一つが、うね立て用のロータリでした。「たまねぎの移植に適した思うようなうねが、なかなかつくれなくて・・・。それに、くわ仕事も減らしたかったんですよ」。
淡路島では連作障害を防ぐため水田を活用し、たまねぎを栽培していますが、畑作物であるたまねぎは過剰な水分を嫌うため、排水性を良くする必要があります。「うねを立てた後、くわで排水を良くするための溝を切っていたから、大変やったんです」。何か良い機械はないかと、クボタの担当者と話しをするなかで、トラクタNB21GSを知ります。
作業時間の短縮で、色んな作業ができるように
GPSによる直進アシスト機能を備えたNB21GSは、これまでのトラクタと違って直進中、トラクタ任せでまっすぐ作業できることが、大きな特長だと説明を受けた坂本さん。「そんなの絶対まっすぐ行くわけがない。どんな時代なんだよって、思ったんです（笑）。でも乗ってみて、あれ？って。思っていたより、まっすぐいくやん！すごいやんって」。当初抱いていたイメージが大きく覆ったと言います。
「しかも、自分がうねを立てるより、きれい。今までは、まっすぐ行くことに気を配ってスピードが上げられず、ストレスもあったんだけど、これはハンドル操作をしなくていい。ただ乗っているだけだから身体がラクだね。スピードも出していけます」。NB21GSで作業するようになって、生産性も上がったと話す坂本さん。
「これまで3時間掛かっていたのが、1時間半とかで、うね立てが終わるようになったんです。早く作業が終わるから、色んな作業が1日でできるようになった。たまねぎの定植とか、レタスの収穫作業なんかもできます。1日に作業をいっぱい詰め込むことができるから、時間短縮は何よりも魅力的。作業がちょっと遅れているような時も、これでだいぶ追いつくかな」。
うね立てだけじゃなく、マルチ作業もありかな。
NB21GSをフル活用していきたい！
NB21GSを、レタスや白菜のうね立てでも使っていきたい話す坂本さん。活用法はまだまだありそうで...。「今、管理機を使って歩きながらマルチ張り作業をしているんです。NB21GSを使えば能率が上がると思って、来年やりたいなと考えています」。
今後の目標に規模拡大を挙げる坂本さんですが、不可欠なのは労働力の確保です。「うちは家族経営なので、作業効率を上げるためにも父親だったり誰でも機械に乗れるようにしたいんです。これは操作も簡単だから、良いですね」。利便性に優れるNB21GSに、大きな期待を寄せています。
「まだ2年目なので、基礎をしっかり押さえたいですね。失敗した時に原因を突止めて理解したうえで、来年の栽培に活かすように努力しています。まずはちゃんと良いものをつくるということです」。たまねぎ一大産地を担う若きホープの一人として、坂本さんの今後の活躍が期待されます。
NB21GSユーザーボイスNo.5
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