クボタトラクタ Slugger GS vol.6

宮﨑県|

水稲|稲WCS|キャベツ|ブロッコリー|

これからの農業に、GSトラクタ『Slugger GS』が必要だ!

これからの農業に、GSトラクタ『Slugger GS』が必要だ!

農作業の多くは直進しながら行いますが、真っ直ぐ作業を行うには、こまめなハンドル操作が必要なため、不慣れなオペレータには難しく、長時間作業は熟練したオペレータにとっても大きな負担となっています。今回は、疲労軽減・作業効率の向上を目的にSlugger GSを導入したお客様にインタビュー。お客様が発見した、直進アシスト機能の活用術もお伺いしました。

 


 

【GSトラクタ導入ユーザーインタビュー】

身体が疲れない!これが一番、嬉しかったですね

 宮崎県宮崎市で水稲6ha、稲WCS8haの他、水田裏作野菜としてキャベツ6haやブロッコリー30aの複合経営に取組む児玉静雄さん。実家の農家を継ぐ以前は、JA宮崎経済連で農業機械を取り扱う仕事のかたわら、家業を手伝っていましたが、「これからは僕が宮崎の農業を背負っていきたい」と一念発起。早期退職し、10年前に専業化しました。

 児玉さんの営農でまず、驚くのがトラクタの数。77馬力のトラクタを筆頭に14馬力まで14台。台数が多い理由に、「トラクタの能力に見合う最適な作業機を付けています。例えば、直進性に優れるパワクロなら、あぜ塗り作業専用というように、作業が変わるたびに作業機を付け替える手間と時間を省く工夫をしています」。

 そんなトラクタの扱いに精通する児玉さんの気持ちを大きく動かしたのが、SL600HGSです。「南九州沖縄クボタの展示会に行った際、SluggerシリーズでGPSを搭載した最先端のトラクタが発売されると情報をキャッチ。飛びついたんです」。宮崎県で第一号ユーザーとなりました。「作業してみて、感動しましたね!身体が疲れない。これが一番、嬉しかった。これまでトラクタを真っ直ぐ走らせようとするあまり、ハンドルを握り締めていた。神経を使うので目も疲れるんですね」。農作業のほとんどを占める直進作業。熟練者の児玉さんにとって、「真っ直ぐトラクタを走らせることは、難しくない」と言いますが、長時間になると身体への負担が大きくなっていたそうです。それがSlugger GSだと、「肩の疲労がない、目が疲れない。(ストレスが軽減されることで心身が休まり)夜ぐっすり眠れる(笑)」。

負荷の掛かるけん引作業も精度良くでき、作業効率が上がった

 耕うんをはじめ、今年初めてスタブルカルチでも使ったと児玉さん。「深耕し、根の生育範囲を拡げることで、収量アップを図りたいことが一つ。もう一つの狙いに、ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)対策があります。宮崎はジャンボタニシが多く、スタブルカルチをかけて掘り起こし、寒風にさらすことで死滅させます」。ジャンボタニシは、田植え直後の苗を食害することから、土中で越冬する冬の時期に防除し被害の抑制を図っています。実際作業してみて、「安定して直進でき疲れもなくラクでしたね。作業時間も短縮できました」。負荷の掛かるけん引作業も精度良くでき、作業効率も高まったと言います。

 また、作業の正確さにこだわり、「キレイに仕上げたい」思いが強いと言います。「人がやるとどうしても曲がるし、作業の重複もあります。でも、Slugger GSのお陰で、それがない。真っ直ぐに正確に作業できるから、他の人が作業跡を見た時に、丁寧な作業をしているな、立派な人だなと、評価してもらえる。嬉しいじゃないですか」。熟練の技術を持つ児玉さんのようなオペレータであっても、連日作業が続く中、常に高い直進精度を維持しながら作業するのは至難の業。それがシーズン最後まで能率を落とさず、精度良く作業ができるとなれば、作業にゆとりが生まれ、規模拡大も視野に入れることができます。

広がる「直進アシスト機能」活用法

 「今、22馬力のトラクタでキャベツのうね立て作業をしていますが、どうしてもうねが曲がるので、直進アシスト機能を使って作業したいんです。先日、西都市のスイートコーン農家と意見交換をする機会があったのですが、同じ考えでしたね。最初にうねを真っ直ぐ立てておくと、その後の管理作業がラクだから私も欲しいと」。キャベツをはじめブロッコリーのうね立て作業専用に直進アシスト機能付き小型トラクタ、NB21GSの導入も検討しています。

 すっかり直進アシスト機能に惚れ込んだ、児玉さん。直進アシスト機能を最大限活かす独自のアイディアとして、Slugger GSにKAG(クボタアグリガイダンス)を装着して、代かき作業で活用しています。KAGとは、トラクタに後付け可能なGPSガイダンスモニターのこと。トラクタの現在地や作業に最適な経路が、モニタに表示され、「重複作業がなくなり、作業効率が高まりました」。今年はこの組み合わせで、肥料散布も実施。肥料散布の重複をなくし、ムダ撒きを抑えることで肥料のコストカットにつなげています。

 さらに作業中、後ろを振り返らなくて済むよう、「KAGをバックモニタとしても活用したい」と、無線カメラの装着も計画しています。「いかにSlugger GSを使いこなすか。また、使いこなして自分が感じた良さを農家仲間にPRしていくのか。農業機械が好きな自分にとって、一つの大きなテーマです」。

深刻化する人手不足を解決するSlugger GSに期待

 「Slugger GSに乗って感動しました。だから他の人にも次世代のトラクタはこれだよと、何人か乗せて体感してもらっているんです。人がやるよりも真っ直ぐで、ラク。次にトラクタを購入するなら、これだね!と好評です。農業従事者が高齢化し、農家一戸あたりの耕地面積も増えています。また、新型コロナウイルスの影響で、外国人技能実習生の入国が一時ストップされるなど、人材不足が深刻化する中、どうしても機械に頼らざるを得ない。だから、誰でも簡単に真っ直ぐ作業が行えるSlugger GSようなトラクタが、これからの農業に必要なんです」。熟練者の確保が難しい担い手の人手不足解消や、省力化・軽労化などの課題解決につながる、Slugger GSに大きな期待を掛けています。

 児玉さんのライフワークの一つに、全国の農家仲間を訪ね見聞きしたことを、自身の営農に活かし、新しいことに挑戦することがあります。3年前、ブロッコリーの栽培に取組み始めたのもその一つ。また、海外まで足を延ばし、「イタリアやフランス、また東南アジアでも、クボタのトラクタが活躍する姿を見て感動した」そうです。

 そんな児玉さんが、クボタにお願いしたいことがあると言います。それは...。「もっと多くの人にスマート農業の魅力を伝えて欲しいんです。また、僕たち農家とさらに密に意見交換をすることで、農業機械をより良いものへと進化させ、世に送り出して欲しい。それが日本農業の活性化にもつながると思うんです。期待しています!」。今、児玉さんが注目しているのが、自動運転機能を搭載したアグリロボトラクタMR1000A。最新鋭の「スマート農機」を活用し、経営を強化していきたいと言います。「今春、孫が農業を学ぶため大学に進学しました。孫へバトンタッチするために、面積も増やしていこうと張り切っています。Slugger GSもあるし、まだまだ10年以上は農業をやりたいですね!」と意欲をみせる児玉さん。Slugger GSがその原動力になっています。

▶GSトラクタ特設サイト
▶お問い合わせはお近くのクボタのお店まで

 

おすすめ記事
【Slugger GS vol.1】福岡県・合同会社アソウファーム様
【Slugger GS vol.2】岩手県 川口 勇幸様
【Slugger GS vol.3】兵庫県 白椿農園様
【Slugger GS vol.4】新潟県 有限会社 鏡潟様
【Slugger GS vol.5】愛知県 岩瀬宗男様 村田光一様

この記事をシェア

よく一緒にみられている情報