新潟米「新之助」生産の一翼を担い、自社ブランドではコシヒカリ等の直販も行う、新潟県柏崎市の重野農産様。直進キープ(GS)機能付の田植機NAVIWELの導入、営農支援システムKSASを活用したほ場管理・作業管理の実践等で、省力化・高能率化を推し進め、高品質・高付加価値の米づくりに取り組んでいます。今後の規模拡大に向け、自動運転農機の活用が不可欠とお考えの重野代表に、自動運転アシスト機能付のアグリロボコンバインDR6130Aをお試しいただきました。
アグリロボコンバインD6130A
試乗インタビュー
1シーズン、1か月近く続く稲刈りの疲労。
自動運転アシストで、かなり軽減されます。
収穫適期を迎えた「新之助」のほ場で行われた、自動運転アシストモードでの刈取り作業。コックピットに座った重野代表は、刈取クラッチON/OFF、方向修正、刈取部の昇降、旋回も自動で行いながら刈取りが進んでいく様子を驚きの眼差しで眺めておられました。刈り終えて、まず一言。「これはもう、乗っていてとにかくラクですね!」と感想を述べられた後、「コンバインで稲刈りをする時は、直進や方向制御等のレバー操作にとても気を遣うんですが、アグリロボコンバインDR6130Aは自動で刈取って行く。稲刈りシーズンは約1か月、1日じゅうコンバインに乗り続けますが、これなら疲労の蓄積がかなり軽減されそうです。一日に刈取れる面積もすごく増やせそうですね」と評価してくださいました。毎年、30~40aほど作業委託の依頼があり、今後、基盤整備が完了すると、さらに10ha程増加する見込み。「自動化で、人、1人分の仕事をしてくれるんであれば、自分ひとりで30haはやりたいという理想があります。そのためには、こういうコンバインが必要ですね」とお話しくださいました。
食味・収量メッシュマップの活用。
収量・品質の向上へ、やっていく価値があります。
アグリロボコンバインDR6130Aのオプションである、「食味・収量メッシュマップ」にも期待しているという重野代表。「基盤整備でほ場が大きくなると、ほ場内の場所によって土の肥沃度がバラバラだったりしますが、タンパク含有率や収量をメッシュ単位で確認できれば、そのほ場がどんな状態か分かる。こういう先進の技術が活用できるのもありがたい」。食味・収量メッシュマップで取得したデータを翌年の栽培に活かすことにも大いに意義を感じておられ、「元肥をどれぐらい入れるとか、ここは施肥を控えようとか、対策を取れることが大切。収量・品質の向上には、そういうところまでやっていかないと」とお話しくださいました。KSASの活用、田植機NAVIWELの導入、そしてアグリロボコンバインDR6130A等自動運転農機の検討へ。規模拡大を見据えた重野さんの取組みが、地区の農業を新たな段階へとけん引していきます。