業界初の自動運転アシスト機能付自脱型コンバイン「アグリロボコンバインDR6130A」。2020年の稲刈りシーズンから本格稼働が始まり、導入されたお客様、お試しいただいたお客様の声が続々届いています。今回は北海道江別市で水稲を中心とした家族経営に取り組む西脇雅彦様に、導入の狙いやその効果についてお聞きしました。
アグリロボコンバインD6130A
ユーザーインタビュー
稲刈りを中断してモミを運んだり。
以前は、かなりのロスが生じていました。
西脇さんの現在の経営面積は約30ha。家族経営で水稲・麦・大豆・小豆等を栽培されています。「アグリロボコンバインDR6130A」を選択した決め手は、「誰でも運転できて、誰でも刈れる。私がついていなくても稲刈りができること」。西脇さんが課題に感じておられたのが、人手不足の解消と作業の効率アップ。稲刈りに伴う一連の作業は、コンバインで稲を刈った後、コンテナ車でのモミ運搬、そして、乾燥・調製へと続きますが、「ウチの場合は、ここまでの作業を私が1人でやることが多く、コンバインで刈取っていてタンクのモミが一杯になると、刈取りを中断してコンテナ車でモミを乾燥施設へ運んでいた状況だったんです」。人手が足りず、1日の作業量や作業時間に大幅なロスが生じていました。
家族の誰もが刈れるようになり、
作業の効率がすごく良くなりました!
そんな状況を変えるべく導入されたのが、アグリロボコンバインDR6130A。今年から農作業を手伝いはじめた大学生のご長男も乗ることになり、刈取り作業は2人体制へと変化しました。アグリロボコンバインDR6130Aは、はじめに周囲刈りを行って作業マップを自動生成し、その後、最も効率的なルート、ターン、排出をコンバインが自ら考え、自動運転アシスト機能で刈取りを行うコンバイン。西脇さんは「私が手動運転で周囲刈りを行い、作業マップを生成して長男と交代。長男はコックピットで、自動運転アシストモードでの刈取り作業を監視します。モミが満杯になり排出ポイントへ移動してきたら、リモコンを操作してコンテナ車へモミを排出。私がコンテナ車を乾燥施設へ運搬し、乾燥作業を行う」という流れで運用されています。この方法で、去年より1時間以上早く稲刈り作業が終えられるようになったとのこと。「使い始めの1、2日はちょっと緊張しましたが、その後は快適に作業できています。これまでと違って、長時間コンバインを操作することによる疲労感やストレスもかなり軽減されています」とラクさを実感されていました。
こういう経験ができていることで、
農業という仕事がすごく楽しくなっています。
田んぼの面積を増やしたいが、人手不足を懸念されていたという西脇さん。「水稲以外の作業もある中で田んぼを増やす場合、限られた時間でいかに効率よく作業できるか」と考えてきましたが、アグリロボコンバインDR6130Aの導入によりその懸念は解消。来年は復田して田んぼを6haほど増やし、将来的には水稲を20haぐらいまで拡大する予定だそうです。「今、こういう経験ができていることで、農業という仕事がすごく楽しくなっています」と語る西脇さん。「これから先、もっといろんなことができるようになると思いますし、国もICT農機を活用したスマート農業に力を入れてますから、農家もそこに向かって行かないと。それから、こういう機械はウチの子供達のように、農業に取り組もうという若い人達の入口にもなるものですから、どんどん周りにもアピールしながら活用して行こうと思っています」。アグリロボコンバインDR6130Aの導入は、西脇さんの農業を、さらに一歩先へと進める大きな力となっています。