農業の働き方が、意識が変わる。 勢いのある若手農家の挑戦を後押しする、GSトラクタ『Slugger GS』 お気に入りに追加
クボタトラクタ Slugger GS vol.4
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農業の働き方が、意識が変わる。 勢いのある若手農家の挑戦を後押しする、GSトラクタ『Slugger GS』

農業の働き方が、意識が変わる。 勢いのある若手農家の挑戦を後押しする、GSトラクタ『Slugger GS』

作業の省力化・効率化を図りながら規模拡大を目指す大規模経営の皆さまにとって、機械を乗りこなせる人材の確保やオペレータの育成が、益々重要視されています。今回はその課題解決の突破口として、GSトラクタ『Slugger GS』を導入された就農3年目の若手農家にインタビュー。「もうSlugger GS以外のトラクタには乗りたくない」言われる、その魅力に迫ります。

※コロナ感染拡大防止のため、今回はオンラインで取材させていただきました。

 


 

Slugger GSで農業を面白くしていこう!

 新潟県新潟市で水稲20ha、大豆25haを栽培する有限会社 鏡潟(かがみがた)。同社で中心メンバーとなり、地域農業をけん引する新しいリーダーとして注目を集めるのが、藤田祐二さんです。藤田さんがお父様が経営する鏡潟に入社し就農したのは、3年前。看護師から農業の世界へ飛び込んだ、異色の経歴の持ち主です。「農作業は家の手伝いでするぐらい。入社してから機械の操作や作業機の脱着を教わりました」。

 そんな藤田さんがSlugger GSに出会ったのは、日頃お世話になる㈱新潟クボタ 巻営業所の担当者とのやり取りの中から。「今、農業に新しい風が吹いていて、その中でGPSを活用した面白いトラクタがあると聞いたんです」。そのトラクタとは、ハンドル操作をしなくてもGPSの位置情報を利用して、作業時の直進走行を可能にするSlugger GSでした。「そんなトラクタがあるんだと、興味を持ちましたね。これを導入して農作業を面白くしてやろう!これは絶対"使える"だろうし、ラクになると直感的にイメージが沸いたんです」。

 同じ馬力帯のトラクタに比べ、GS機能が付くことで50万円アップしますが、躊躇はなかったのでしょうか?「そこで渋っていても、次のステップにはつながらないので、ある程度の先行投資は必要です。それは仕方のないことで、いかにその投資を次に活かすのか?というところが大事だと思うので。むしろ、早く乗りたい思いしかなくて」。2020年3月に、SL600GSパワクロを導入しました。

あぜ塗りに代かきに、耕うんに、フル活用!

 一年を通じ、様々な作業でSlugger GSをフル活用した藤田さん。米づくりにおいて、特に旋回ガイダンス機能を重宝したと言います。旋回ガイダンス機能とは、次工程の位置合わせの目安線が液晶モニタに表示されるというもの。旋回後、目安線を合わせるだけで簡単にトラクタの位置合わせができます。「あれはものすごく便利ですね!3年目で代をかけと言われても、水を張っているから、どこを旋回していいのか分からない。でも、これがあるお陰で難なく作業できました。あとは、隣接耕うんをする時かな。1回でできれば良いんですが、ちょっとずれたりしてやり直しをすることがなくなったので、時短につながりましたね」。隣接耕うんのムラが減り、これからは残耕処理をする必要がないと喜びます。

 藤田さんのほ場は、湿田も多いことから今回、パワクロを選択。以前は55馬力のホイルで作業していました。「田んぼが柔らかいのでハンドルを取られ、なかなか上手くいかないあぜ塗りに頭を悩ませていたんです」。あぜが真っ直ぐ塗れないと強度にムラが出て、崩れやすくなります。そのため作業中、直進をキープしようと、何度も後ろの作業機を確認する必要があり、オペレータへの負担が増していました。「SL600HGSパワクロであぜ塗りをしてみて、一直線のきれいななあぜがラクに作れたので、直進アシストの効果が出たと実感しています」。真っ直ぐトラクタを走らせることへのプレッシャーから解放されたことはもちろん、優れた安定性を誇るパワクロとの相乗効果で、よりキレイなあぜが塗れたそうです。

大豆の播種作業で『直進アシスト』の真価を見せつけられた

「Slugger GSって本当に凄いんだなって一番実感したのが、大豆の播種なんです。まっすぐキレイなうねが150m、ビシッと連なるのは、まさに壮観でしたね」。熟練者でも真っ直ぐトラクタを走らせることが難しい大豆の播種。それが長距離であれば尚更テクニックを要します。「大豆の播種は特に気を使うんです。最初にうねが曲がると、後の培土や除草で、機械が大豆を踏むことがあります」。管理作業の妨げになるばかりか、生育にも影響を及ぼしかねません。

 「これまでだと、真っ直ぐトラクタを走らせるための目印をつける作業だったり、引いた線にトラクタを合わせながら、ハンドル操作に神経をすり減らしたり...」。苦労は尽きなかったそうです。「それがSlugger GSで、真っ直ぐなうねが立てられたので、その後の管理作業の効率が上がって、時間が格段に短縮できたんです。神経も使わないので、身体もラクになりましたね」。

 また、直進アシスト機能の真価を象徴する印象的なエピソードを藤田さんが紹介してくれました。「周辺の農家さんから、『何でこんなに真っ直ぐなの?』と声を掛けられたことがあって。説明すると、『こんなにキレイになるんだ』と驚いていましたね。その後も通りかがりのご近所さんが、わざわざ車を停めて見に来たりして、そんなことが結構あったかな。忙しい時期だったので、ちょっと作業に集中させて欲しいと思うこともありましたね(笑)」。直進アシスト機能は、それぐらいインパクトがあったと言います。

新しい視点、行動力でスマート農業へ舵を切り、活路を開く

 「明きょの施工をはじめ排水対策も秋口にみんな、これ1台でしたんです。だから作業時間が導入して1年も経ってないのに、すでに何百時間とか。もう大活躍ですよ」。作業期間が長くなればなるほど集中力も落ち、ストレスも溜まりますが...。「でもSL600HGSパワクロだと、そういったことがなかった。だから、作業に出てくれないかとお願いされても、もう苦じゃなくなりましたね」。仕事に対する向き合い方が変わったと言います。

 「あとは視野が広がりました。直進中、ハンドルを握らなくていいから、後ろを振り返って作業機を確認する余裕が生まれた。これまでの作業以上に、色んな情報が得られるので、例えば耕うん深さなど細かい部分にまで配慮でき、より丁寧な作業ができたんです。やっぱり、ベテランの従業員と比べて経験の差があるので、そういった部分に関して足りないところを、直進アシスト機能が補ってくれます」。

 Slugger GSは、鏡潟が経営理念に掲げる『明るい農業でしっかり経営』に合致すると藤田さん。「従業員3名でこの面積をカバーするのは大変。マンパワー不足です。だからこそ、Slugger GSのようなスマート農機のチカラを借りながら、面積も拡げていきたいんです。先の未来を見た農業に取り組んでいるということでしょうか。昔、父が言っていた『本当に大変な農業』とは全く違う世界から自分はスタートした。辛い、大変だ、などが解決できるスマート農業がスタンダートになる時代が近いうちに来ます」。

 また、若い人たちに、声を大にして言いたいことがあると言います。「今の農業は、あなたたちがイメージするのと違うよ。たった数年しかやっていない自分でもできる。今の農業はこんなにも変化してるよ」と。そのメッセージは、スマート農業へ挑戦する自身の取組みを通して、伝えたいと言います。加えて「周囲に離農していく方が多く、自分が手助けしたい」と、地域農業の発展にも力を尽くしていきたいと藤田さん。その想いにSlugger GSが貢献できそうなことも多そうです。

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