植付爪の点検・交換方法
植付爪の点検方法
●爪の摩耗、破損、変形の確認をしてください。
●右の写真でA位置から先端までの長さが80mm以下の場合は交換が必要です。


植付爪の交換を怠ると植付姿勢の乱れ、浮き苗や転び苗、欠株の原因に
摩耗した植付爪を使用すると、苗取りや苗の保持が不完全となり、植付姿勢が乱れ、浮き苗や転び苗、欠株の原因になります。
点検のタイミング
作業前後
交換のタイミング
3mm以上摩耗したとき(植付時に苗取りができないとき)
植付爪の交換方法
植付爪の交換手順
警告
植付爪に接触すると手を傷つける恐れがあるので、植付爪の交換・調整・清掃・苗取り出し口の異物の除去、残り苗の取出しなどを行うときは、エンジンを必ず止めてください。
1エンジンを始動したあと、植付部を上昇させ、油圧ロックレバーを[閉]位置にし、植付部の下降防止を行ないます。
2植付クラッチレバーを[植付]位置にしたあと、苗のせ台が中央の位置で植付爪を停止させ、ブレーキをロックしエンジンを停止します。
3植付爪を取付けているボルトとナットを取外します。
4新しい爪と交換します。(※1)
5ボルトとナットを締付けます。
6苗取り量調整レバーをいったん一番上まで動かしたあと、[多]い方から6段目の切欠溝にセットします。
7主変速レバー[後進]で植付クラッチレバーを[植付]から[上]に動かないように保持してください。(※2)
8しゅう動板の切欠部に苗取りゲージを図のようにセットし、植付爪がゲージに当たるまで手で回します。
9植付アームの締付けボルト2本をゆるめます。
10爪高さ調節ボルトは、植付爪を苗取りゲージに軽く接触させ、爪を上に持ち上げた状態で(上下方向に爪を動かすとガタがあるため)、ドライバやスパナを使い、右または左に回して、爪の先端を苗取りゲージの[苗取り量13](13mm)の線に合わせます。
11植付アームの締付けボルト2本を締付けたあと、爪高さ調整ボルトを軽く締付けます。
補足
※1)植付爪は常に1台分の予備を準備しておいてください。
※2)主変速を[後進]で植付クラッチレバーを[植付]から[上]に動かないように保持すると、植付の駆動が切れます。爪交換などで回転ケースを空回しするときは、このセットにしてください。



